約 571,509 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2571.html
喧嘩 14KB 虐待-いじめ 愛で ギャグ 小ネタ 悲劇 希少種 現代 愛護人間 人間がかわいそうな目にあいます。虐待描写あまりなし ・虐待と言うより愛で ・希少種とのいちゃいちゃ描写あり。嫌な人はわかってねー ・人間が酷い目に合います ・ギャグです どこにでもある一軒家の夜。 そこでは今まさに喧嘩が行われていた。 「お兄さんといっぱいちゅっちゅしていいのはてんこなの!!」 金バッジの胴つきてんこと 「ゲラ!!ゲラ!!(ちがうよ!!いっぱいちゅっちゅしていいのはれいせん!!)」 同じく金バッジの胴つきうどんげだった。 この二匹は同じ頃に家の主であるお兄さんに飼われ、二匹とも仲良く過ごしていた。 だが、二人とも飼い主であるお兄さんが大好きだった。 二人とも寂しがりやで愛を欲しいがためにお兄さんの気を必死に引こうと意地の張り合いをやっていた。 だが今日、その二人のボルテージがマックスになったのだ。 「こうなったらどっちがお兄さんにたくさんちゅっちゅしてもらえるか勝負だよ!!」 「ゲラ!!ゲラ!!(望む所だよ!!)」 こうしてお兄さんのゆっくり出来ない一日が始まった。 喧嘩 お兄さんは毎朝7時に起きる。 どっかの漫画でも言われていたことだが、いつも同じ時刻に起きれば習慣づいて必ずこの時間帯に 起きれるようになるからだ。 「んっん~~~~~~!!」 7時になると同時に目を覚まし、布団の中で背筋を伸ばし眠気をとろうとする。 今日は久しぶりの休みだから、どう過ごそうかなぁと考えているとドアをトントン叩く音が聞こえた。 あの叩き方は…てんこだな? 「てんこか?入っていいよ」 そういうとてんこがドアを勢いよく開け、俺の上に飛びかかってきた。 てんこの頭が俺の息子に直撃して今までの眠気が嘘のように吹き飛んだ。 「~~~~~~~!!…どうしたんだいてんこ」 「…おはようのちゅっちゅ」 「ん?」 「おはようのちゅっちゅをしに来たの」 はい?なんでまた?俺は悩んだが、今まで仕事が忙しくてなかなかてんこに構ってあげられなかったから 寂しかったんだろうなぁと思い、てんこを抱えた 「お兄さん…」 「全くいつまでたっても赤ちゃんだなぁ、お前は」 そう呟きながらおれはてんこの唇を見た。 てんこの唇は薄く赤色ではあるがとても小さい形をしており、非常に魅力的な唇をしていた 俺はゆっくりとてんこの唇に重ねようとしたその時!! 「げら!!(そうはさせるか!!)」 「んん!?」 布団の中に何時の間にか潜んでいたうどんげが俺の唇を奪った。 月見だんごのような味がした。 「ぶわ!!うどんげ、お前何時の間に!!」 「ゲラゲラ!!ゲラゲラ!!(お兄さんの一日のファーストちゅっちゅを奪ったよ!!)」 「ぬぐぅぅぅぅぅぅ!!うどんげぇぇぇぇぇ!!お兄さんと一緒に寝てるなんて反則だよ!!」 「ゲラゲラ!!(ふんだ!!ルールなんて決めてないでしょうが!!)」 「こうなったらてんこはこうするよ!!」 そう言い張るとてんこは俺の唇に唇を重ねてきた。 だがただのちゅっちゅではない、でぃーぷちゅっちゅだった。 俺の口の中にてんこの舌が入って俺の舌と絡み合ってきた。 ああ…桃の味がする…俺はそう思いながらてんこと一分程熱いちゅっちゅをした 「ゲラゲラ!!(でぃーぷちゅっちゅなんて反則だよ!!)」 「ふんだ!!うどんげだってお兄さんと一緒に寝ていたんだからお互いさまだよ!!」 「げらぁぁぁぁぁぁ!!げら!!(うぅぅぅぅぅ!!次にいくよ!!)」 「望む所だよ!!」 そういうと二人は走って部屋を出て行ってしまった。 あいつらは一体何がしたかったんだ?俺はそう思いながらベッドに腰かけたが良い何も思いつかず 仕方なしにそのまま着替える事にした。 下に降りるとそこは戦場になっていた。 「ゆごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「げらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!いだいよぉぉぉぉぉぉぉ!!」」 何この状況?俺はそう思った。 俺の飼っている胴つきのてんことうどんげが何か料理をしているようだった。 てんこはM体質なのか慣れているのか火を使ってどこからか拾ってきたゆっくりれいむを フライパンで焼いていた。 しかも全体が焼けるようにコロコロ転がしていやがる。 一方のうどんげは包丁を使ってゆっくりまりさを切っていた。 ほぼ同じ均一にしながら足から少しずつ切っていた。 朝からこんな悲鳴が聞けるなんて最悪だ…後、なんかいやな予感がする…。 「お兄さん!!てんこの愛がこもったお料理さんができたよ!!」 「ゲラゲラ!!(うどんげの匠なごはんさんを食べてね!!)」 そう考えている内に調理が完了したようだ。 てんこの料理は油を一切使わずにれいむをフライパンであぶったものです。 その焼き加減はもう加減なんか知った事じゃと言わんばかりの色でした。 もうね、炭です、はい。ほんと炭です、はい。 「ゆ…ゆ…ゆ…」 おお、こんな状態でもまだ生きています。 おそらく中には水分が飛びきってぱさぱさな餡子が詰まっているんでしょう。 一方のうどんげはきれいに切られていますね、はい。 ですが上に何か振りかけられています。これは…草でしょうか? いわゆる雑草というやつです。本人は薬味のつもりでふりかけているんでしょう、体に良いよという 顔をしています。 「えっと、これはちょっと…」 俺は食ったら腹を壊しそうだと考えた。だが、恐ろしい悪魔がそれを許してくれなかった。 「…たべてくれないの?」 「げらげら…?」 う、頼む、そんな顔で俺を見ないでくれ。ああ!!半泣きにならないでくれよ!!俺が辛いって!! く、なんてことだ!!こいつら悪魔だ!!こんな顔をして俺に『食べて』と視線を 飛ばしてきやがる。やっぱりかわいい奴はみんな悪魔なんだ!! 俺をギロチン台に誘ってやがる!!くそ、動け。逃げないと死ぬぞ。 ああだめだ、そんな顔で俺をみるなぁぁぁぁぁ!!みないでくれぇぇぇぇぇ!! だき!! だき!! 「ん?」 てんことうどんげが抱きついてきた。 今にも泣きそうな顔で俺の方を向いてきた。 「食べてくれないの?…てんこの事が嫌いになっちゃったの?」 「げらげら…(嫌いにならないで、お兄さん…)」 30分後… 「神よこの俺に救いをぉぉぉぉぉぉぉぉ!!体内に潜む悪魔をはらってくださいぃぃぃぃ!!」 「ごべんなざいおにいざぁぁぁぁぁぁん!!じなないでぇぇぇぇぇぇ!!」 「げらげらぁぁぁぁぁ!!(だれかお兄さんを助けてあげてぇぇぇぇぇ!!)」 こうして俺は30分程体の中に潜む悪魔と戦う羽目になった。 悪魔との戦いに打ち勝った俺は体力を回復するべく部屋で寝ることにした。 家の飼いゆっくり達には「寝かせてくれ」と言っておいた。 せっかくの休日だから一緒に遊べると思った二人はすごく泣きそうな顔をしていた。 「うん…わか…グスン…わかってるよ…グスングスン…げんきになったら…グスン…遊んでね…」 「ゲラ…グスングスン…ゲラ…」 先ほどの罪悪感もあってか二匹はおとなしく言うことを聞いてくれた。 がそんな思いは1時間後に裏切られた。 トントン!! 「ん?だれだい?」 「お兄さん…てんこだよ…」 「てんこ…わるいが今遊んであげられる状態じゃ…」 「わかってるよ…だからお兄さんはてんこが元気にしてあげるね!!」 バタン!! ドアが勢いよく開けられた。 そこに入ってきたのは以前買ってあげた子供用のナースの仮装服をきたてんこだった。 袖の長さは短く、足の丈も太ももが隠れるか隠れないか微妙な長さのナース服だった。 いろんな意味で眼福だった。 そうここまでは… 「お兄さんのためにてんこが体に良いお薬さんを作ってきたよ!!」 そう言っててんこがその手に持っていたのは注射器だった。中には何か黒い物が詰まっていた。 「…てんこさん?…そのやたらと黒いのは?」 「これ?その辺に歩いていた野良の中枢餡さんを詰めたものだよ!! 知り合いの物知りなぱちゅりーがこれは特効薬だと言っていたから効果てきめんだよ!! さあ、あにゃるさんを出してね!!」 うおぉぉぉぉぉい!!ちょっと前に家の庭に住みついていたそのぱちゅりーは1週間前に ゆっくりコロリを食って死んだ奴だぞ!! そんなやつの言うことなんぞきくなよぉぉぉ!! 「ゆぅぅぅぅ!!しょうがないね!!てんこがぬ~ぎぬ~ぎさせてあげるね!!」 おいだから話を…ってコラ!!ズボンにお手てをかけないでね!! あぁぁぁぁ、ベルトに体重をかけないでぇぇぇぇ!!ぶらんぶらんしないでぇぇぇぇ!! いやぁぁぁぁ!!パンツごとやらないでぇぇぇぇ…あ 「お兄さんのりっぱな像さんばんざぁい!!」 …いやぁぁぁぁぁ!!もうお婿にいけないぃぃぃぃぃ!! がし!! 「はい動かないでね!!すぐに済むからね!!」 いやだぁぁぁぁぁぁぁ!!そんなぶっとい物をお兄さんのお尻にあぁぁぁぁぁぁぁ!! この時の事をお兄さんはつぶさにこう語ったという。 「最初は気持ち悪かったけど、だんだん未知の温かさと命の胎動を感じてきて、 お腹とお尻の辺りにまるで赤ちゃんが出来たような感触が味わえた」と悟りを開いたかのような顔でいった。 一時間後… コンコン… 「ひぃぃぃぃぃぃ!!お注射はいやぁぁぁぁぁ!!」 「ゲラゲラ!!(違うよ!!れいせんだよ!!)」 「げら?…ああうどんげか。どうしたんだい、お兄さんとしては横になりたいんだけど…」 ガチャ!! 「ゲラゲラ!!(お腹のお調子はどう?お薬を作ってきたよ!!)」 控えめな感じでドアが開けられた。 そこにはアニメ「ああえーりん先生」の主人公えーりん先生の衣装をきたうどんげが入ってきた。 あの衣装はうどんげがやたらと欲しがっていた服で、お家に来た一周年の日にプレゼントしたものだ。 少し衣装がブカブカで意味奇抜な衣装を着てはいるが逆にアンバランスなかわいい顔を強調していた。 「ゲラゲラ!!(このお薬を飲んだらすぐに良くなるよ!!)」 そういってうどんげが取り出したお薬は緑色をしたお薬だった。 ぱっと見からすれば大丈夫なお薬に見えた。 これなら大丈夫かと思ったお尻の痛みと不快さで苦しむ顔を無理やり笑顔に変え、 お薬が入った器を受け取った。 その時であった ピチャ…ジュゥゥゥゥゥゥゥウゥ… 器をきちんと受け取れなかったせいか液体が1液ベッドに落ちた。 落ちた所から明らかになにかおかしい音を立てながらベッドに穴が開いた。 半径10cmは穴が空いてた だらだらだらだら… 俺は汗をたくさん出しながらゆっくりとうどんげの方を向いた。 うどんげは笑顔で薬を差し出すだけだった。 俺は覚悟を決めるしかなかった…。 気が付くとお兄さんはお花畑にいた。 一面に広がる花畑の横には小さな小川が流れていた。 ここはどこだろう?さっきまでうどんげの薬をたしか… そう考えていると声が聞こえた。川の反対側からだ。 声のする方向を向くと、そこには死んだはずの俺の大切なパートナーだったゆっくりふらんとれみりゃの 姉妹が手を振っていた。だがその声はあまりゆっくりしていなかった。 「うーおにいさぁぁぁぁん!!まだこっちにきたらいけないんだどぉぉぉ!!」 「こっちにきちゃだめぇぇぇぇ!!」 何を言っているんだろうと思った俺は声のする方向へ一歩歩いた。 すると足元から急に光が満ち、俺を引きずりこんだ。 「うわ!!」 俺は足掻こうとしたが碌に足掻く暇もなく引きずりこまれた… 「は!!」 気がつくと俺はベッドに横たわっていた。 さっきまでそばにいたうどんげはいなくなっており、時間を見ると30分程意識を失っていたようだ。 さっきのはなんだったんだろうと考えたが昔可愛がっていたふらんとれみりゃを久しぶりに 思い出すことができて良かったと思う。 だがなんだか体がさらにしんどくなってきた…もうちょっと寝ていようか… 一方下のフロアでは… 「お兄さんお元気になったかな?」 「ゲラ!!(元気になったよ!!間違いないよ!!)」 二人がお兄さんの事で話し合っていた。 お兄さんがお腹を壊したりしてゆっくりできなくなっている事に罪悪感を感じ、二人で あれこれやってお兄さんの治療を行い、互いにそのせいかを確認しあった。 てんこは「おにいさんにお注射したらお兄さん、なんかどこか遠い所を見ていたから きっと!!腹痛さんが治っちゃったよ」 れいせんは「ゲラゲラ!!ゲラゲラ!!(お兄さんにえーりん先生が作っていたお薬を 作ってあげたらお兄さんその場で倒れちゃった。きっと眠りたかったんだね!! どこか遠い所に旅立ったお顔ですーやすーやしていたよ!!)」 二人は自分の行った事の成果を笑いながら話し合っていた。 「うどんげ」 「ゲラ?」 てんこがうどんげに話しかけた。結構真面目な顔をしていた 「考えてみればお兄さんは独り占めしたらッメ!!だよね…」 「ゲラゲラ…(そうだね…)」 「お兄さんはてんこ達のお兄さんなのにね」 「ゲラゲラ(そうだよね、てんことれいせんのお兄さんだよね)」 「だから…ゆ!!」 てんこが手を差し出した。 うどんげは何だろうと思ったが、てんこの口が開いた。 「仲直り、また一緒にゆっくりしよう」 「ゲラ!!」 うどんげは元気良く応じ、てんこの手を握った。 二人は笑顔で互いを笑いあった。 「そうときまればお兄さんの所に行こう!!」 「ゲラ!!」 二人は勢い良く走りだした。 「うう、また腹が…」 俺はまた寝ようとしたが急な腹痛に起こされ、トイレに行こうと部屋から出てきた。 ちくしょう、まだ俺の体の中に悪魔が潜んでいやがったのか… そう思いながらトイレに向かう途中の階段から声が聞こえてきた。 「おにいさぁぁぁぁぁぁん!!」 「げらげらぁぁぁぁぁ!!」 てんことうどんげが勢いよく階段をのぼってきたのだ。 「ああお前たちか…すまないが俺はいまか」 「お元気になったんだね!!ゆっくりできるんだよね!!ゆっくりできるんだよね!!」 「ゲラゲラ!!(一緒にあそぼ!!あそぼ!!)」 二人が場所も考えず階段の段差から一気にジャンプして俺に抱きついてきた。 てんこは俺の体、うどんげは俺の片足。 二人とも階段のある方から俺に抱きついてきた。 「うお!?」 抱きつく所が悪く俺はバランスを失い階段のある方へ倒れかけた。 このままではまずいと思い、俺は二人をとっさに掴むと安全な所へ放り投げた。 そして俺は階段下へ真っ逆さま… ぐcbhfhfbじょfsdjbjどs;… …病院… 「全治一か月です」 「ごべんざざいぃぃぃぃぃ!!じなないでぇぇぇおにいざぁぁぁぁん!!」 「げらげらぁぁぁぁぁぁ!!」 ああ、心配してくれてありがとう二人とも。怪我なくて良かったよ… …よかったから頼むからそんなにギュッと抱きつかないでくれ… いや、そこはマスイっていててててて!!そこ脇腹!!ヒビが入っている所を二人ががりで 抱きつかないでくれって!!頼むから!!治ったらたくさんキスしてあげるからほら!! やべでぇぇぇぇぇぇぇぇ!! ボキ!! 「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!げろげろげろげろぉぉぉぉ!!」 「先生!!444号室の患者の容体が!!」 「何だと!!すぐにオペだ!!ああそこのゆっくりはどこかへやって!!」 「はい!!」 「いやぁぁっぁぁぁぁ!!お兄さんとてんこを離れ離れにさせさいでぇぇぇ!!」 「げらげらぁぁぁぁ!!(おにいさんにだきだきさせてぇぇぇぇぇ!!)」 「胸骨の一部がさらに骨折し、それが胃に刺さっています!!」 「なにぃ!?しかもなんだこの患者は胃に細菌が異常繁殖しているぞ!!雑草でもたべたのか?」 「先生!!患者の胃の中に正体不明の液体、さらに腸から肛門にかけて未消化の餡子が!!」 「なにぃ!!なんで今まで気が付かなかった!!」 「すみません!!骨折だけだと思い詳しい検査がまだでした!!」 「言い訳は良い!!これは大手術になるぞ!!他の先生たちにも応援を頼め!!」 「はい!!」 ピコン!!手術中… 二人は何が起こったか分からずにはいたが、お兄さんの緊急事態を悟ると扉を泣きながらガンガン叩き 無理やり入ろうとしたが看護師さんに止められ、何度もしつこく入ろうとした結果 空いているベッドに完全に拘束される羽目になった。 「おにいざぁぁぁぁぁん!!おにいざぁぁぁぁぁん!!」 「げらげらぁぁぁぁぁ!!(じなないでぇぇぇぇぇ!!)」 無事手術は成功し、退院したお兄さんは二人にお仕置きとしてお尻ぺんぺんを百回した ペンペン!!ペンペン!! 「ごめんなざいぁぁぁぁぁい!!ごべんなざいぃぃぃぃぃぃ!!」 ペンペン!!ペンペン!! 「げらげらぁぁぁぁぁ!!(いだいよぉぉぉぉぉぉ!!)」 かくして一連の騒動は終わり、三人は未だ仲良く暮らしているのであった。 完 あとがき 餡コンペに出す予定の作品に悪戦苦闘しているブレあきです。 今書いている続き物は餡コンペ終了後に書く予定です。 え?これは?…息抜きです。 息抜きがてらにばっと書いた作品です。なんでクオリティーは大したことは無く、 人間に与える被害はどこまでなら許容範囲か少し考えてみた結果こうなった…。 感想にたくさんコメントをもらえたらありがたやです。 ではでは、餡コンペでよろしく~ ブレている作者:ブレあき ブレまくった作品集 ふたば系ゆっくりいじめ 621 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター編~ 序章 ふたば系ゆっくりいじめ 914 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター編~ ふたば系ゆっくりいじめ 955 ゆっくりの進化 一 前半 ふたば系ゆっくりいじめ 1047 ゆっくりの進化 一 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 1066 ゆっくりの進化 一 後半 ふたば系ゆっくりいじめ 1089 ユグソウ プレリュード ふたば系ゆっくりいじめ 1135 ユグソウ 前半 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 胴付き希少種なのにこれほどバカなのか? 890れいむ程ではなくとも小学生くらいはありそうなのに。 -- 2018-01-26 17 22 17 お兄さん虐待www -- 2014-01-05 23 50 04 うどんげって月見団子なのか。てっきり人参ジュース味かなと。 -- 2013-01-06 14 13 58 悪魔www -- 2012-08-09 22 37 03 げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら げらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげらげら -- 2012-03-20 10 19 36 ↓おにいさぁああああああああああああああああん -- 2011-12-16 23 32 04 いや・・・ちゅっちゅっのかわりに毎日このお兄さんのようなことが・・・ ってお前何するやめろふだhfwぴfひうfhぐfhdspfhd(死亡) -- 2011-11-21 23 44 37 こんな調子じゃいつか殺されんぞwww -- 2011-10-27 01 00 56 胴付きに毎日ちゅっちゅっされる生活… いいなあ… -- 2011-09-04 06 09 00 久々に声をあげて笑ったwww -- 2011-08-31 03 35 30 このお兄さん若くして死にそう -- 2011-01-13 00 59 23 このお兄さんはいわゆる愛され体質なわけか? でも羨ましくないな。 -- 2010-12-30 04 21 23 とりあえず俺の知っている硫酸は緑色じゃないぞ -- 2010-12-16 07 48 21 …緑色の液体って硫酸? -- 2010-10-25 16 06 36 最後のお仕置きでてんこが目覚めなかったことだけが唯一の救い ドM化したてんこのウザカワイさは異常 -- 2010-09-25 21 42 29 ここまでくると羨ましくない -- 2010-08-20 13 52 21 羨ましいような、そうでもないような… -- 2010-06-21 19 00 38 なんかなあ・・・。 -- 2010-06-20 16 01 38 てんこもうどんげも可愛いけど、これお兄さん虐待だろw -- 2010-06-18 01 05 35
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2607.html
飼いドス 10KB 愛で ドスまりさ 虐待人間 愛護人間 虐待描写自体は薄め(おれ、こればっかね) ドスまりさ――。 もはや言うまでもあるまい。 巨大なまりさ種であり、ドススパークなる人間すら殺傷し得る武器を持つ、ゆっくりで は唯一人間に抗することが可能な存在。 それゆえだろうか、ゆっくりの間にはドス伝説が根強く語り継がれる。 曰く、ドスはゆっくりをゆっくりさせてくれる――。 曰く、ドスは人間からゆっくりを守ってくれる――。 ドスのいない街に住む街ゆっくりの間でも、その伝説は生きていた。 ぶっちゃけ、街にドスがいないのは、侵入してきても速攻で殺されるからである。ゆっ くりたちの伝説ほどに、ドスは人間に対して強くはない。 確かに、素手の人間と戦えばドスの方が強いだろう。 しかし、素手の人間と戦って勝てる生き物など、この地球上には無数にいるのだ。 それでもなお、人間がこれほどに――例えば、他の動物を絶滅させてしまい、人間自身 がそのことを気に病むほどに強盛を誇っているのはなぜか。 答えは簡単だ。 人間は道具を作り、それを使う。そして、その道具は日々年々発達していき、遂にはそ れを駆使すればあらゆる猛獣を簡単に殺せるようになった。 ドスも、同じことだ。人間がその気になって道具を使えばあっという間に殺される。 だから、街という、山や森と違い完全に人間のテリトリーと言える領域にでかくて目立 つドスが現れれば、すぐに発見され、ある程度は人間に対抗できる――すなわち人間へ危 険を与えるゆえに、すぐさま殺されてしまう。 それでも、いや、だからこそ――。 ドスを見たことが無いからこそ、その幻想は膨らむ。 街ゆっくりたちは、いつ人間に殺されるかとびくびくしながら暮らしている中で、ドス の出現を待ち続ける。 ドスが現れれば、ゆっくりできると信じていた。 ドスが現れれば、人間をやっつけてくれると信じていた。 「ゆっ、ゆっ、ゆゆゆゆっ!」 一匹のゆっくりれいむが大急ぎで跳ねていた。 「ゆゆっ? れいむ、どうしたんだぜ?」 「ゆっくりしていないわね。なにかあったの?」 友達のまりさとありすが声をかける。 「ド……ド、ドスだよ!」 れいむは大声で叫んだ。 「ド、ドスがいたんだよ! このすぐ先に!」 「「ゆゆゆゆゆっ!?」」 れいむの言葉に、まりさとありすは驚く。 ドスまりさ――あの伝説の主が、すぐそこに現れたというのか。 「お、お、長にしらせるんだぜ! ほかのみんなにも!」 「わ、わ、わかったわ!」 急いで跳ねてきたために息を切らせてへたり込んでしまったれいむを見て、まりさがこ の近辺の野良ゆっくりの長の元へ、ありすが、その他の近くにいるゆっくりたちにドス出 現を報じに走った。 「「「ゆゆゆゆっ! ドスがいるならゆっくりできるよ!!!」」」 ゆっくりたちは歓喜に沸きあがった。 遂に、遂に、あの伝説が現実のものとなる。ドスによって人間たちは一掃され、真のゆ っくりプレイスが現れるであろう。 「ドスに会いに行こうね! れいむ、案内してね!」 長のまりさに言われたれいむは、誇らしげに「こっちだよ!」と皆を先導する。 その後に続くのは、百匹近い野良ゆっくりたち。 そのゆっくりの大行進に、道行く人々は驚いて足を止めるが、あまりにも見慣れぬ光景 に度肝を抜かれて手を出そうとはしなかった。 街に住む野良ゆっくりはどいつもこいつも、人間に存在を認識されるのを避ける。それ が、人目も気にせずの大行進だ。いったい何事かと思ってとりあえず様子見になってしま ったのだ。 「ゆん! ここだよ!」 れいむが、とある一軒の民家の前で止まった。 「ゆゆぅ?」 長まりさが、その敷地内を覗く。 「ゆゆっ! ドス!」 すると、長まりさが感極まったような声を出した。その声につられて他のゆっくりたち が我先にと跳ね出す。 「……」 ドスまりさは、その家の庭にいた。 底部から頭までの高さは1.5メートルにはなる。ドスとしては小さい方とも言えたが、 そこまで大きければ、れっきとしたドスまりさであった。 「「「ゆわわわわわあああああ!!!」」」 ゆっくりたちは、その勇姿を見ると、希望と喜びの詰まったような歓声を上げた。 伝説の主が目の前にいる。 これでゆっくりできる。 これで、もう人間たちの機嫌次第で殺されるような生活とはおさらばだ。 「ゆん! ドス! まりさはまりさなんだぜ!」 長まりさがぽよんと前に跳ねて挨拶した。 「……」 ドスは、それを完全に冷めた目で見下している。 「ドスに会えて感激してるんだぜ! ドス、まりさたちを……ゆっくりさせてね!」 「「「ゆっくりさせてね!」」」 「「「ゆっくちさせちぇね!」」」 長の後に、大人も子供もそこにいたゆっくりたちが一斉に唱和する。ドスの返事が一つ でしかないことを信じきったその表情、街に生まれ街に育ち、ろくにゆっくりしてこなか った饅頭生物たちの、生まれてから一番のゆっくりした表情。 「……駄目」 しかし、ドスの答えは、彼らの望んでいたそれではなかった。 一瞬、沈黙が場を支配する。現実を認識したくないゆえの空白の時。 「ど、どぼじでぞんなごというのおおおおおお!」 やがて、なんとか現実を認識した長まりさが叫び、他のゆっくりも後に続く。 どぼじで、にゃんで、ドスなのに、ドスはゆっくりさせてくるはずなのに……。 それらの声をじっと聞いていたドスは、おもむろに口を開いた。 「いや、あのー、なんで私があなた方をゆっくりさせなければいけないのですか? そも そも、その理由がさっぱりわからないのですが」 「ド、ドスはゆっくりをゆっくりさせてくれるんでじょおおおお!」 「いや、知りませんよ、そんなの。いったい誰に聞いたんです。そんな与太話」 「だ、誰って……」 長まりさは後ろを振り返る。 「ゆぅ……おかあさんが言ってたよ」 「ゆん、れいむも、おかあさんに聞いたよ」 「ゆゆっ、おかあさんがそう言ってたよ!」 それを聞いて、ドスは深いため息をついた。 「あの、大変言いにくいのですが……あなた方のお母様は……そのぉ、なんと言いますか ……嘘を信じていたと言うか……まあ、騙されたんでしょうね……」 「ぞ、ぞんなわげないよぉぉぉぉ!」 「いえ、私は別にお母様たちが悪いと言っているわけではないんです。お母様たちも騙さ れた……まあ、言うなれば被害者だったと言うか……まあ、騙される方が馬鹿とも言いま すが……あ! いや、これは決してお母様たちが馬鹿と言うわけではなく……そう! お 母様たちは純粋! 純粋すぎたんですよ!」 「うおーい、ゆっくりしてっかあ?」 そこへ、民家の玄関から、一人の青年が出てきた。 「あ、ゆーちゃん、ゆっくりしていってね!」 「おーう、ゆっくりしていってね」 ゆっくりたちは愕然とした。 その青年とドスがゆっくりしていってねと挨拶を交わした時に両者の間を流れた、なん とも暖かで和やかでゆっくりとした空気! 「あ? なんだ、こいつら……あー、はいはいはいはい」 そこで集まっているゆっくりに気付いた青年はそう言って、苦笑いをしながらドスを見 た。 「……ええ、例のアレです。まったく……」 「まあ、しょうがねえなあ。……じゃ、どうする?」 「やってしまってください」 ドスがそう言うと、青年はよしと頷いて、庭に建ててある広さ四畳半ほどのプレハブ小 屋の壁に立てかけてあったスコップを手に取った。 ゆっくりたちは一体何が起こるのかと、呆けた顔でぼーっとしていたが、青年がいきな り集団の先頭にいた長まりさをスコップで叩き潰した瞬間に、その顔は驚愕と恐怖で染ま った。 「「「な、なにずるのぉぉぉぉぉ!」」」 ゆっくりたちの声など構わずに、青年は次々にスコップを振り上げては下ろしてその度 にゆっくりの死体を作っていく。 何が何だかわからないが、とにかくこのままでは殺されてしまうという恐怖に突き動か されたゆっくりがすること――それは逃げる――ではなかった。 「「「ドスぅぅぅぅ! だずげでえええええ!」」」 逃げるよりも確実なことが、そこには存在していた。 ドスまりさがいる。 これに助けてもらえばいい。 恐怖の元となっているスコップでゆっくりを殺している青年が、先ほどドスまりさと交 わした親しげな会話など忘れてしまったかのようだ。 ゆっくりの餡子脳に染み付いたドス伝説は、根強いものだった。 とにかく、ドスならばゆっくりさせてくれる、助けてくれると思ってしまう。 そんなわけはないのに――。 「ドスぅぅぅぅ、はやぐ、はやぐその人間をやっつげでねえええ!」 「ゆーちゃんを? そんなことするわけないでしょう。一緒に育ってきた、いわば兄弟で すよ、私たちは」 生まれたばかりの赤ゆっくりだったまりさと、赤ん坊だった頃の青年、それが出会いだ った。 「れいぶのおちびぢゃんがぁぁぁ、がたき、がたぎをとっでえええ、ドスぅぅぅ、あのク ズ人間をころじでええええ!」 「こら、クズ人間なんて言わないでください。ゆーちゃんは、優しいんですよ」 まりさが無理をして怪我をしてしまい、餡子が漏れて死にそうになった時、それを母親 に知らせようと立ち上がった……それが、青年が初めて立った瞬間だった。 それからずっと一緒に育ってきた。 やがて、まりさは、急激に体が大きくなりドスまりさとなった。 このようになっては、もう青年の家に住むことはできない。どこか、山の奥にでも行く しかないと思ったドスまりさに、青年と両親の会話が聞こえてきた。 「家の中じゃもう飼えないなあ」 「そうだ。庭にプレハブ小屋を建てて、そこに住ませよう」 「そうねえ、同じ屋根の下に住めなくなるのは寂しいけど、それがいいわね」 その時、ドスは、泣いた。ひたすら泣いた。 「おーい、お前の家を庭に……わ、なに泣いてんだ、お前!」 「ははは、おれたちの話が聞こえたんだろう」 「この家に住めなくなるから泣いてるのね。大丈夫よ、すぐそこなんだから、いつでも遊 びに行けるわよ」 この人たちは、家族だ。 それまでも、そう思っていなかったわけではない。 しかし、その時こそ痛切に思ったのだ。 この人たちは、家族だ、と。 そんなドスにとって、自分がドスになった途端に寄ってきて、ドスはドスだから自分た ちをゆっくりさせてね、と言うゆっくりたちなどただのクソ饅頭に過ぎなかった。 「ゆべ! やべちぇ!」 「いぢゃあああい!」 「だぢゅげで!」 スコップが動くごとに、ゆっくりが死んでいく。 「ド、ドスぅぅぅぅ!」 「……」 ドスはゆっくりたちの悲鳴にも懇願にも動かない。 「ドス、何してるんだぜ。ドスなら人間なんかに負けないんだぜ! ドスは人間に飼われ てるようなゆっくりじゃないんだぜ!」 ちょっと違う方向から、ドスを扇動しようとするものも現れた。 「いや、負けますよ……あの、あなた方、人間さんをナメ過ぎてないですか? 人間さん が本気になったら、私なんか帽子の欠片も残りませんよ」 だが、ドスの返事は完全な拒絶であった。 やがて、あれだけいたゆっくりは十匹ほどを残して全滅した。 さっさと散って逃げれば、所詮はスコップを武器にした青年一人である。かなりの数を 取り逃がしたに違いないのだが、みんなしてドスに助けを求めてその場に止まっていたた めに殺されてしまったのだ。 「「「ゆわわわわ」」」 さすがに、その頃になると、もうこのドスは自分たちの味方をしれくれないと悟り切っ た生き残りたちは、恐怖に震えしーしー垂れ流すばかりであった。 「んー、よし」 青年は、スコップを振るって生き残りたちを殺し……はせずに、大怪我を負わせた。 「お前ら、逃がしてやるから、うちのドスはお前らをゆっくりさせたりなんかしない、そ れどころかスコップ持った人間が殺しに来るから絶対近付くな、って言っとけ!」 「「「ゆひぃぃぃぃぃ」」」 「ええ、そうしてください……あの、ホント迷惑なんですよ……」 青年の意図を察したドスが、心底うんざりした顔で言うと、生き残りたちは、ゆんやあ あああ! と叫んで怪我で跳ねられぬ体をずーりずーりさせて逃げて行った。 「はぁ……これで少しは減ってくれるといいんだが」 「はぁ……まったく、しょうがない連中です」 「よし、そんじゃちょっとお邪魔すんぜ、一緒にゆっくりしようぜ」 「ゆふふ、いいですねえ」 そして、青年とドスは、プレハブ小屋に消えていった。 終わり スレの方で出てた「飼いドス」という言葉に脊椎反射して書いた。 のるまあきと名乗った途端に投稿ペース上がったのは、別に自らにのるまを課したわけ ではない。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 340 ゆっくりほいくえん ふたば系ゆっくりいじめ 396 つむりとおねえさん ふたば系ゆっくりいじめ 444 ドスハンター ふたば系ゆっくりいじめ 479 やさしいまち ふたば系ゆっくりいじめ 512 恐怖! ゆっくり怪人 ふたば系ゆっくりいじめ 697 おちびちゃん用のドア ふたば系ゆっくりいじめ 1145 のるま ふたば系ゆっくりいじめ 1206 しょうりしゃなのじぇ ふたば系ゆっくりいじめ 1225 外の世界でデビュー トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓逆じゃね? -- 2020-12-13 19 59 06 プレハブ小屋にて おにーさん「すすすすっきりぃぃぃぃ!!」 ドスまりさ「あらあら、ゆっくりのぺにぺににいかされるなんて、ゆーちゃんは相当な変態さんですね。ゆふふ♪」 -- 2016-11-08 17 46 17 コレいいなぁ このゆーちゃんとドスとは友達になりてぇ -- 2012-09-27 02 35 53 よくある設定ではドス化したら馬鹿饅頭についていけなくて山籠もりするのもいるっぽいし 普通はこうなるよな…知能が違いすぎて一緒にいるだけでも疲れるっていう -- 2012-04-13 04 59 02 まぁ、ドスほど頭もよくなって、さらに人間に敬意を表すようになったらこうなるんじゃないか? 俺たちだって目上の、さらに尊敬する人には自然とそうなるもんだ。 そしてこのどすはそのまま敬語が口癖になったのだろう。 -- 2011-10-20 01 56 32 敬語なんてやめたまえ!らしくないぞ! -- 2011-01-21 01 43 43 ゆっくりできた~ こういうドスもええのw -- 2011-01-13 20 55 25 ドスの言葉遣いに笑った。 -- 2011-01-03 04 18 47 ゆっくりが、こんなどすみたいなゆっくりだらけだったら、快適だろうな まあでも自分のこと以外を気にも留めないゲスばっかだから楽しんだろな♥ -- 2010-12-12 17 02 24 この一家、ドスもろとも火付けにでもあえばなあ -- 2010-12-08 15 53 05 大金入った途端に寄ってくる「自称友達」みたいなゆっくり共だな -- 2010-12-06 22 50 44 ……まさかの禁断の恋? -- 2010-10-25 01 43 23 >逃げるよりも確実なことが、そこには存在していた。 >ドスまりさがいる。 >これに助けてもらえばいい。 さりげなく呼称が「これ」 やっぱり大半の饅頭にとってドスは自分をゆっくりさせる為の道具なんだろうね -- 2010-09-20 06 40 06 ゆっくりできたよ〜 こういうのすき -- 2010-08-05 08 24 08 どすの敬語結構好きww しかし、いくつだこのドス? -- 2010-07-25 01 45 13 ゆっくりできたよ -- 2010-07-13 03 42 48 ↓想像したら噴いたw>ロバート秋山 -- 2010-07-12 01 20 55 面白い -- 2010-07-11 14 42 16 いいね。 -- 2010-06-21 02 57 52 このドス、ロバート秋山の演じるニートみたいな口調だな。 -- 2010-06-16 03 38 14
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/865.html
いろいろと経緯は省略するが、俺の目の前にゆっくり霊夢の一家がいる。 もちろんグチュグチュして楽しむために見つけたものだ。 「ゆゆ!おにいさんやめてね! あかちゃんたちはれいむがまもるよ!」 ぷりぷり怒ったバカ親が、頭の悪さ全開で威嚇をしていた。 その背後には5匹ほどの赤ゆっくりがいる。 まりさ種とれいむ種がいるのだが、親れいむのパートナーはいない。 どうせ、くだらないことで死んだのだろう。 「うっせーわボケナスが! お前ら二度とゆっくりでなくしてやるぜえっ!」 たまには親を先に殺して赤ゆっくり共を嬲ってやろう。 そう思って拳を振り落とした。 が。 「いでえええ!!」 拳には、やわらかい皮ではなく、硬くて重い鉄の反発が返ってきた。 「ゆー!さしゅがおかーしゃん!」 「さしゅがだね!」 「おかーさんはゆっくちちてるね!」 よく見ると、さっきまで普通のゆっくりだったれいむが、灰色になっていた。 交尾で力尽きたのとは違う。 まるで鉄の塊だ。 しばらく見ていると、まるで氷が解けるかのようにれいむは元の色に戻った。 「ゆゆ!アストロンだよ!おにいさんなんかぜんぜんこわくないよ!ゆっくりりかいしてね!」 「ア・・・アストロンだと・・・っ!?」 アストロン。 要するに、鉄化して相手の攻撃を受け付けないようにする魔法だ。 このれいむはアストロンを使えるらしい。 糞生意気にも。 「ゆゆ!あかちゃんたちにもアストロンだよ!ゆっくりかたまってね!」 れいむが赤ちゃん達に振り返ると、瞬く間に赤ゆっくり5匹が鉄の塊になってしまった。 「ゆふ!これでおにいさんはあかちゃんたちをいじめられないよ!ゆふふ!」 得意気な顔で笑うれいむがムカついた。 なのでバッグからハンマーを取り出すことにする。 「ゆ?そんなのいみがないよ!ゆっくりりかいしてね!」 「うるせーボケが!ぶっ潰したるわ!」 ガンガンガン。 金属を叩く音が辺りに響く。 だが、赤ゆっくりは既に鉄の塊。 まるで形が変わらない。 「ゆふ!あたまのわるいおにいさんだね!ゆっくりあきらめてね!」 その言葉に腹が立った俺はさらにハンマーを振った。 ガンガンガン。 ガンガンガン。 ガンガンガン。 ガンガンガン。 ガンガンガン。 ガンガンガン。 叩いていたのは、鉄製赤れいむ。 それがだんだんと形を変えてきた。 ハンバーグのようになり、横に広がる。 さらに叩き続けると、CDくらいにまで延びた。 「ゆぁあああああ!!!?れいむのあがぢゃんがぺらぺらになっぢゃっだぁああ!?」 もはや赤ちゃんというか、鉄のCDとなったものに泣きつくれいむ。 俺はそんなれいむを蹴とばし、残った4匹の鉄製赤ゆっくりを泉に入れた。 「アストロンがとけたら、みんな死んじゃうね!ゆっくりしんでね!」 バカみたいに騒ぐれいむをおいて、おれは家に帰った。 今度はハンダゴテでも持っていこうかな。 おわり。 ぼくのさいきょーのゆっくりを書きたかった。 今は反省している。 作:ユユー このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2423.html
ゆっくりの寿命 12KB 虐待-普通 観察 考証 ギャグ パロディ 理不尽 実験・改造 変態 希少種 加工場 現代 独自設定 独自設定の強い話です ・これを書いたのはHENTAIあきですが、今回はあまりHENTAI分が少ないです ・独自設定たっぷりのゆっくり考察SSです ・一部希少種が変な設定であり、死ぬので苦手なかたは読まないほうがいいかも ・色々と無理のある設定かもしれませんがご容赦ください ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! ゆっくりとは実に不思議な生物である。普通では考えられない生態であり、その能力にも驚かされる。 ありえない回復力に繁殖力、思い込みによってはとてつもなく早く進化をすることもある。 そんなゆっくりの中でも私が強く関心を示したのは寿命である。 ゆっくりは非常に死に安い。自然でなら越冬の失敗による餓死や共食い、凍死といったことがある。 同じ同族によって制裁という私刑を受けたり、レイパーによっての衰弱死、天敵による捕食されることもある。 都会ではその劣悪な環境によってそれこそ様々な死因で多くのゆっくりがこの世からいなくなる。 こうしたことからゆっくりの寿命は野生なら平均1~2年、飼いゆであっても3~5年と考えられている。 しかし、研究所やゆー物園では10年以上の年月を生きたゆっくりも確認されている。 また近年ではドスへの進化は突然変異と多くの年月を生き残ったことによって進化するといったデータもある。 私はこのことから一つの仮説を思いついた。 「ゆっくりの寿命とは、思い込みによって自らの命を終わらせることではないか。」 私が確認した野生で天寿を全うしたゆっくりがいる。そのゆっくりはまだ1年しか生きていなかったが、 自らの子供が独り立ちで独立した後に満足そうに死んでいった。 飼いゆっくりであったゆっくりはある日親愛な番を亡くし、後を追うように永遠にゆっくりとしてしまった。 それまでまったく衰えが見えなかったというのに、ある日突然老化が始りそして死んでいったのだ。 死が身近にあればあるほど、ゆっくり達の寿命は早まる。それが野生のゆっくりの短命の理由ではないか。 私はこの仮説を証明するため実験を行った。 自然の環境を人工的に作り出したある部屋で、希少種であるゆっくりもこうがいた。 ゆっくりの中では長命であり、野生でも長く生きていることが確認されている。 このもこうは大事な希少種であり、大切に育てられ今ではなんと20年という年月を生き延びている。 しかし、この部屋から一度も出たこともなく、他の同族とも一度も接触したことはなかった。 「もこたんゆっくりおきたお!」 誰に言うわけもなく元気よく挨拶をするもこう。もこうが起きたことを確認すると、飼育係の研究員が餌を持ってくる。 「おはようもこう。今日も一日ゆっくりしていってね。」 「おにいさんもゆっくりしていってね!!!いつもごはんさんをありがとうなんだお!」 そう挨拶をして元気よく餌を食うもこう。普通のゆっくりであればここまで生きているなら食欲など沸かないものだ。 にもかかわらずこのもこうは、まるで若い成体のような勢いで用意された餌を食べていく。 「おなかがいっぱいになったから、ヴォルケイノをはじめるお!」 そう宣言すると飼育係は急いで部屋から出ていく。もこう種が行うヴォルケイノとは体温をあげることである。 その温度はすさまじく、普通のゆっくりであれば燃え尽きてしまうほどだ。 人間でも間近にいれば火傷を負うほどの高温になるため、もこう種はこれにより野生での戦いでも非常に有利になる。 「ゆふー。きょうもたくさんヴォルケイノしてきもちいいお!」 これにはストレス解消や運動といった要素もあるらしく、もこう種はよく行う。 さてこの施設の中にあるゆっくりを一匹投入してみる。 「めんどい・・・」 「かぐやだああああああああああああ!」 もこうと同じく長命であるゆっくりてるよだ。初めて会うゆっくりにもかかわらずもこうは相手を確認するや、 いきなり体当たりを始める。 「ここであったらひゃくねんめ!もこうとしょうぶするお!」 「めんどい・・・」 もこう種とてるよ種は何故か犬猿の仲である。最ももこうが一方的に目の敵にしているのだが。 それでも仲が良い個体も確認されており、一緒に昼寝をしたり番となる場合もあるようだ。 「ヴォルケイノ!ヴォルケイノ!どうだお!」 「あつい・・・」 そういって楽しそうにてるよに攻撃を続けるもこう。てるよはその場を動かずにただ耐えるのみである。 元々殺すためでなく、じゃれあっているようなものだ。しばらくすると攻撃をやめて、横でゆっくりし始めるもこう。 「おにいさんみるお!もこうはかぐやにかったんだお!」 新しい水と餌を持ってきた飼育係に嬉しそうに報告するもこう。それに対して飼育係も話を合わせる。 「すごいんだなもこうは。でもあんまりやりすぎてるとてるよが死んじゃうぞ。」 「しぬ?おにいさんしぬってどういうことだお?」 聞きなれぬ単語にもこうが興味を示し飼育係にその意味を尋ねる。 しかし飼育係は適当にはぐらかして部屋から出て行ってしまう。 そして夜に二匹が寝静まったのを確認してから、飼育係はてるよに近づき注射器をてるよに突き刺し中の薬品を注入する。 「さむい・・・」 そうぽつりと言うとてるよは一度体を震わせて動かなくなった。 注入されたのはゆっくりを安楽死させるための薬品だ。決して痛みを与えることなく眠る様に死んでいく。 てるよが死んだことを確認すると、飼育係はもこうを起こすことなく部屋から出ていく。 「もこたんゆっくりおきたお!てるよ、きょうもしょうぶだお!」 そう言っててるよに近づいていくもこう。しかしてるよはぴくりとも動かずにその場にいたままだ。 「てるよどうしたんだお?もしかしておなかすいてるのかお?」 不安そうにてるよの体を揺するもこう。しかしてるよはまったく反応をしめさない。 それでも必死にてるよを動かそうと、てるよの体をすーりすーりし続けるもこう。 そこに飼育係が部屋に入って来た。もこうはすぐさまてるよがおかしいことを飼育係に告げる。 「なるほど、きっとてるよは死んで永遠にゆっくりしちゃったんだよ。」 「どういうことだお?お兄さんもこうにもわかるようにせつめいしてほしいお!」 そう言われて飼育係はもこうに死について分かりやすく何度も説明を始めた。 長く生きていると体が弱って死ぬこと。死んでしまうともう動けずに何も喋らないこと。 そしていつか誰でも最後に死んでしまうことを、飼育係はもこうの疑問に丁寧に答えた。 「じゃあもこうやおにいさんもいつかしんじゃうのかお?」 「そうだね、私もいつかは死んじゃうよ。でもいつ死ぬのかは分からないんだ。」 その日からもこうはあまり餌を食べなくなった。運動もほとんどせずにただ同じ場所で眠っており、たまに動くのは 飼育係が作ったてるよの墓の前まで移動するぐらいだ。 今までの健康ぶりが嘘のようにもこうの体は弱っていた。 「もこうどうしたんだ?全然元気が無さそうだけど。」 「なんだかからだがおもいんだお・・・。もこうはもうすぐしんじゃうのかもしれないお・・・。」 そうしてもこうは一週間後に眠る様に死んだ。その体は今までの柔軟さなど無く、 カサカサに乾いてしまっていた。神にも艶は無くなり所々に髪が抜けてしまっていた。 飼育係はもこうの死体を部屋から出し、実験室へと持って帰るとその死体を解剖し始める。 「これですか教授、今回の実験に使われたゆっくりは。」 「そうだ。てるよが死ぬまでは健康体であったのに、ここ最近で急速な老化が始まった。」 「ということは教授の仮説が真実であることに一歩近づいたんですね!」 そう言って嬉しそうな声をあげる助手。その助手に対して教授と呼ばれた男性は悲しそうに助手に言う。 「確かにそれは嬉しいことだが、私はこのもこうを長年世話をしてきたんだ。それを思うとなんだか長年の友人を 亡くしてしまったようで悲しいよ。 「すいません、酷いこと言ってしまって・・・。」 彼は長年もこうの研究をしており、その飼育係としても長年もこうとこの研究所で過ごしてきた。 長年の加工所の研究により希少種の繁殖が可能となり、このような実験も可能となった。 彼が研究するゆっくりの寿命を調べる実験において、最古参であったこのもこうが実験体として選ばれたのだ。 「悲しいのはこの実験をする時から覚悟していたさ。だけど私は悲しいからと言って実験をやめるわけにはいかない。 せめてもこうが天国でてるよと遊べるようにてるよと一緒のお墓に入れてやらないと。」 「私も手伝いますよ。教授のお手伝いなら私は何でもやりますから!」 その後教授と助手は長年の知己であるもこうをてるよと一緒に墓に埋葬してやった。 もこうが死んだ日にはいつも花と餌を供えていく。 私がこれまで行ってきた研究を自室でまとめていると、後ろに何か気配を感じた。 「教授、そんなに根を詰めると疲れちゃいますよ。これでも飲んで一休みしてください。」 私の後ろにいたのは長年私に付き添っている助手であった。私はホットココアを受け取ると一口すする。 「いつもすまないな。それと家ではいつもの口調で話してくれないか?なんだかむず痒くなってくるよ。」 「わかったんだぜお兄さん。でもあんまり無理はしないでほしいんだぜ。」 そうしていつもの口調に戻った助手−胴付きまりさ−は私に心配そうな眼差しで見つめてくる。 もうお兄さんと呼ばれるような歳でもないが、まりさは私を呼ぶときはいつもお兄さんだ。 私がゆっくりの寿命を調べるようになったのは、このまりさが大きな理由だ。 まりさを飼っていてふと、まりさが少しづつ成長していることに気づいたのだ。 「まりさ、なんだか大きくなっていないか?」 「言われてみればそうみたいなんだぜ。なんだかお兄さんの顔が近く見えるようになってるんだぜ!」 そうして私はふと思ったのだ。もしこのまままりさが成長していけばどうなるのか? どこまで成長してそしていつか死んでしまうのではないかと。 最初は少しでもまりさの寿命を延ばそうと思い、始めたことだった。しかし、いつのまにか私はゆっくりの謎に引き込まれていった。 私は加工所に務めるようになり、研究をしていくことになった。 「心配してくれてありがとうまりさ。でももう少しで私の仮説が正しいことを証明できるかもしれないんだ。」 「それでも心配なんだぜ。お兄さんはなんだか最近元気が無いんだぜ。」 確かに私も随分と歳を取ってしまったものだ。昔ならこれぐらいの徹夜でも何ともなかったというのに今でも疲れが出てしまう。 一方のまりさはといえば、見た目は若いままでありある時を境にまったく姿は変わっていなくなっている。 「大丈夫だよまりさ。いつもまりさに手伝ってもらっているから研究も楽に行えるからね。」 「そう言われると嬉しいんだぜ!まりさはお兄さんのためなら何でもするんだぜ!」 私はまりさに非常に感謝している。研究の助手として私を助けてくれるだけでなく、まりさ自体が私の研究の実験でもあるのだから。 まりさはすでに50年は生きているのだ。まさにゆっくりの寿命が思い込みによって延命されていることを、 その存在自体で証明しているようなものだからだ。 「もう少ししたら寝るから、まりさはもう先に寝ておいてくれ。」 「わかったんだぜ、でもあんまり夜更かしはしないでほしいんだぜ。」 そう言ってお休みとまりさに言うと、私はまとめかけていたこれまでの実験の資料に向き合う。 そこで私は急激な眠気に襲われた。なんとか意識を保とうとするが、体は机に寄りかかり動けなくなってしまう。 「いやなんだぜ!こんやはかれーさんをきたいしてたんだぜ!」 まだまりさが小さかった頃に初めてお使いにいかせたことが頭に思い浮かんだ。あの時は随分と困ったな。 一緒に寝てあげると言って泣きやましたが、まりさを飼うことになったあの夢を見ておねしょをしたんだっけ。 懐かしい記憶が頭を駆け巡って行き、私の意識は深い闇に沈んでいった。 後書き 絵本あきさんのナショナルゆんグラフィックのドスの絵をみて、ゆっくりの寿命について考えて書いてみました。 寿命がなければこういう風に人間よりも長く生きるゆっくりがいるかもしれないと思い、こうして 胴付きまりさを成長させてドスならぬ完全体胴付きゆっくりが出来上がってしまいました。 お兄さんが亡くなった後にまりさも寿命を考えて一緒に永遠にゆっくりしてしまうのではと考えると何だかしんみりした気分です。 やはり自分はHENTAIが一番ということに気づいたHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール おまけ というお話だったのさ 「どうだ、俺が作ったこのeraまりさは?」 「なんだこれ?親愛値と知識値を上げてたらなんでこんなエンディングなんだ。」 「それは研究者エンドだ。確かにハッピーエンドとは言えんが、中々味のある終わりだろ。」 「俺じゃああんまりゲームのコメントは出来ないが結構良く出来てるんじゃないか?」 「そうだろう。ちなみに親愛値と欲望値をあげていると肉奴隷エンドになる。」 「いらねーよ、そんな解説。もうちょっと良い終わりはないのかよ。」 「もちろんあるぞ。ハッピーエンドではまりさと結婚して、子供が生まれるという終わりもある。」 「まあハッピーエンドだな。しかし、文字だけじゃ少し物足りなくないか?」 「そこは考えているが、お前のところの汚れたまりさに声でも当ててもらおうと思っている。」 「面白そうだな、ちょっとまりさこっち来い!」 無理やりゲーム作りに協力させられる胴付きゲスまりさ。恥ずかしいセリフやHENTAIなセリフもあり協力を拒むが、 飼い主のお兄さんに言われて渋々協力させられてしまう。 後にこのeraまりさは多くのHENTAIお兄さんに購入されて、一大ブームを巻き起こし様々な亜種が作られることになった。 そしてその集大成が、胴無し胴付きすべてのゆっくりを調教できるeraゆっくりの起源となったのだ。 P・S 物語はむかしむかしで始まり、最後はめでたしめでたしで締めるのがポリシーのHENTAIあきです。 大きなお友達以外はeratohoのことをグーグル先生に聞いちゃ駄目だぞ!HENTAIあきとの約束だ! HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「同じ同族」とか「飼育係はてるよに近づき注射器をてるよに突き刺し」とか文体の重複が気になってしまったwww ゆっくりの寿命は未だに決まってないね。 1ヵ年、数年、本ゆんの思い込み(=プラシーボ効果)、殺されるまで死なない、等々。 他のある漫画では、寿命と体の大きさは比例していて、 何十億年も生きた結果、星になったまりさの話もあったくらいだし。 -- 2018-03-28 17 34 30 もこうが死んだのはプラシーポなのか? -- 2013-02-16 22 45 46 コメント欄がきっかけでブクマをするってのは始めてかもしれない。 -- 2012-11-26 23 13 19 なんだこのコメント欄www -- 2012-10-16 13 27 11 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-11-04 19 08 38 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓できるか阿呆 -- 2011-10-10 00 42 58 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓できるか阿呆 -- 2011-07-14 12 49 02 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-07-08 21 55 03 ↓ ↓ ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-07-02 19 26 51 ↓ ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-03-09 18 40 57 ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-03-09 17 36 14 ↓できるか阿呆 -- 2011-01-22 15 42 47 実験ならまりさでしろよ -- 2010-12-04 16 41 49
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1596.html
Eyes 17KB 虐待-普通 悲劇 理不尽 越冬 自然界 注意!何もしていない善良なゆっくりが酷い目にあいます 森に入って少し進んだ所――小川のほとりに、小山と言うにも慎ましすぎる土の盛り上がりがある。 そこに掘られた小さな横穴は、ゆっくりたちの巣になっていた。 「ゆっくりさむいね……」 「しゃむい……」 「おちびちゃんたち……」 子まりさに、子れいむ、そして親れいむの家族のようだ。親れいむのツガイはまりさと思われるが、巣の中にその姿は見えなかった。 巣の外は雪、雪、雪――。さほど高く積もっているわけではないとは言え、辺りは白一色に染まっている。 今日も雪こそふっていないが、気温は低く、とても寒い。見上げれば灰色の空。いつまた雪が降ってくるかわかったものではない。 「寒い……」 「おかあしゃん、しゅーりしゅーり……」 「ゆっ。おかあさんとすーりすーりしようね。ぽーかぽーか、あったまるよ」 三匹は身を寄せ、強く体をこすりあわせはじめた。 「すーりすーり……」 その後に「しあわせー!」の言葉は続かない。 「ゆうん。まだしゃむいよお……」 子れいむが不満を漏らした。それはそうだろう。体をこすりあわせたところでどうにかなる寒さではない。巣の外では、身を切るような風が吹いている。寒いと言うより、もはや痛いと言った方がいいかも知れない。 「ゆう……れいむ、ゆっくりしていってね……」 子れいむを励ます子まりさの声にも、覇気がなかった。子まりさも我慢しているのだろう。 「……ごめんね、おちびちゃんたち。ごめんね……」 なぜか親れいむが謝った。 巣の入口には親れいむの手によるものであろう、木の枝や雑草を使った『結界』が張られていた。 寒さを塞ごうという意思は見て取れる。しかしこの『結界』、ところどころ隙間だらけ――いや、ほとんどがら空きだ。あまり役には立っていないのではないか。巣の中には風こそ入っていないようだが、外の冷気は防ぎようもない。これでは暖まれるわけがない。 「ゆう……れいみゅ、おなかしゅいたよお……」 「そうだね、おなかすいたね……」 二匹の子ゆっくりが空腹を訴えた。 暖かい食べ物――たとえば具沢山のシチューでもあれば寒さも空腹も一度に解消できるが、そんなもの、この森の中で手に入るはずもない。これまでのゆん生、シチューなど見たことも聞いたこともないはずだ。 冬――虫や野草といったエサが満足に採れなくなるこの季節は、前もって確保しておいたエサだけで凌ぎ、暖かい春が来るまで巣の中で大人しく待つのが、野生のゆっくりのとるべき道だ。 となれば、それなりの量のエサが蓄えられていなければならないはずだが、巣の中を見渡しても、小さな石や萎れた花、布団代わりであろう枯れ草が少量あるだけだ。エサのようなものは何も見えなかった。 「ごめんね、おちびちゃんたち……」 また、親れいむが謝った。 「おかあさんはかりがへただから、まんぞくなごはんをとってくることができないよ。ごめんね、おとうさんがいれば、もっとおいしいごはんをたべられたのにね……」 「ゆう……。おとうしゃんは、いちゅかえってくるにょ……?」 「いつになったら、かりからかえってくるの……?」 「…………」 子ゆっくりたちからの質問に、親れいむは黙ってしまった。 一家の「お父さん」は、エサを探しに行ったきり戻らないようだ。そのうち帰ってくるらしい。 子ゆっくりたちにはそう教えてあるのだろう。しかし、おそらく――。 ややあって、親れいむが口を開いた。 「――おちびちゃんたち。おかあさん、いまからだいじなことをいうよ。ゆっくりよくきいてね」 「ゆっ?」 「いままでだまっていたことだよ。おとうさんはね、もうここにはかえってこないんだよ」 「ゆっ? ゆっ?」 「おとうさんはかりにでかけて、そこで――」 永遠にゆっくりしてしまった。――そう告げた親れいむの目から、涙が流れた。 足元でぱきり、と木の枝が折れた音がしたが、誰も気にしなかった。それどころではない。この一家にとっては衝撃であろう事実が語られたのだ。 「おとうさんはしんじゃったのおおおおおお!?」 「ゆ? どういうこちょなにょ? ゆっくちせちゅめいちてね!」 「ゆっぐ、ゆっぐ……。おかあさんがかりをしているときに、おとうさんのすてきなおぼうしさんをみつけたんだよ……。おぼうしさんは、とてもゆっくりできないにおいがしていたよ……」 俗に死んだゆっくりが身に付けていたお飾りからは死臭がすると言う。親れいむは、それを言っているのだろう。 「おかあさんはそのとき、おとうさん――まりさがえいえんにゆっくりしたんだとわかったよ。……だまっていてごめんね、おちびちゃんたち。ごめんね……。ゆうっ! ゆゆゆうっ……!」 巣の中に親れいむの嗚咽が響く。 子ゆっくりたちを悲しませたくなかったのだろう。ゆっくりとは言え、親心というものは存在するらしい。 「ゆっくりりかいしたよ……。おかあさんは、まりさたちをおもってくれたんだよね。ゆっくり、りかい……ゆえええ……」 「ゆううう!? おとうしゃんはちんだのおおおお!? いつちんだのおおおおお!?」 子まりさは母れいむの気持ちを汲んだようだ。子れいむは――ひょっとしたらよくわかっていないのかも知れない。 「ごべんね……! ごべんねえ、おちびちゃんたちいいい……! ゆっぐ、ゆっぐ!」 「ま、まりさたちはだいじょうぶだから……! だからおかあさん、なかないでねえ……! ながないでねえええええ! ゆえええええええん!」 「ゆゆ? おきゃあしゃん! おねえちゃん! なかないでにぇ! れいみゅもかなちくなっちゃうよ!」 「ごべんでえっ! ごべんでえっ! うぞづぎでなざげないおがあざんをゆるじでねえええ!」 辺りに響く、空気を裂く風の音と、静かに流れる水の音。 そこに一家の号泣する声が加わった。 …………。 ………。 ……。 隙間が広がった結界の内側。巣の中が静かになった。 森はますます冷え込んできた。吐く息も、より白く見える。 「おとうさんはいなくなっちゃったけど、おかあさん、れいむ、これからもみんなでゆっくりしていこうね」 「ゆっくち! ゆっくち!」 「…………」 「はるさんがくるまでたいへんだけど、ゆっくりがんばろうね」 「れいみゅ、ゆっくちがんばりゅよ!」 「…………」 「はるさんがきたら、みんなでぴくにっくにいこうね」 「ぴくにっきゅはゆっくちできるにぇ!」 「…………」 子まりさは努めて明るく振る舞っているようだ。子れいむは――これは天然だろう。 そして親れいむは目を伏せている。とてもゆっくりとは思えない悲壮感が漂っていた。 「ゆっ? おかあさん、どうしたの?」 『結界』の木の枝が乾いた音を出すと、それが合図になったかのように親れいむが顔を上げる。笑ってこそいるが、悲壮感は隠しきれていない。 「さいごにひみつをはなせて、すっきりーしたよ。――おちびちゃんたち、ゆっくりよくきいてね」 「ゆっ?」 「おうちにあるごはんでは、とてもとても、ふゆさんをこすことができないよ。ふゆさんはきびしいけど、だけどおかあさんは、おちびちゃんたちだけでもはるさんをむかえてほしいよ。だから――」 巣の天井を見上げる親れいむの、その言葉、その表情が意味するものは――。 子まりさも理解したようだ。 「ゆゆゆうっ! おかあさん、やめてね! やめてね! それはゆっくりできないよ!」 「ゆっ? どうしちゃの、おねえちゃん?」 親れいむは子まりさの方を見て、そして言った。 「おちびちゃんはあたまのいいこだね。そしてやさしいよ。おとうさんのことをだまっていたおかあさんをゆるしてくれたよね。ゆっくりありがとうね。――これからはおかあさんのかわりに、かわいいいもうとちゃんをゆっくりよろしくね。なさけないおかあさんの、さいごのおねがいだよ」 「やめでねっ! おがあざんっ! どぼじでそんなごどいうのおおおおおお!!」 「おかあさんはね――おかあさんは、おちびちゃんたちだけでもはるさんをむかえてほしいんだよ。だから――」 「やべでよおおおおおおおお!! おがあざああああああん!!」 「おかあさんを、ゆっくりたべてね」 そう言って微笑む親れいむの目から、涙が一筋こぼれた。 「いやぢゃあああああ!! いやぢゃああああああああ!!」 「ゆっ!? おかあしゃん、ましゃか――」 「さあ、おたべなさい!」 その瞬間、親れいむの体が真ん中から縦に裂けた。 めったに見られるものではない。 世話になった飼い主へ恩返しの意味を込めて――。 あるいはこの一家のように、食糧難を乗り切るために――。 どうしても自分自身の体を食べてもらいたい。主にそんな時に使われる事が多い、ゆっくり究極の自己犠牲。それが『お食べなさい』だ。 「おがあぢゃあああああん! どぼじでごんなごどずるのおおおおお!? ばりざ、ぜんぜんうれじぐないよおおおおおおお!!」 「おきゃあしゃんが『おたべなしゃい』しちゃったあああああああ!! ゆわあああああああん!!」 残された二匹は泣き叫んでいた。『結界』を形作る草の一部がぽろりと落ちてしまったが、それにさえ気づかない。 本能に刻まれた行動とは言え、大好きだったであろう母親が目の前で真っ二つになって死んだのだ。ショックを受けない方がどうかしているのかも知れない。 半分になった親れいむの表情は、とても自信に満ちている。りりしく持ち上がった眉毛に、不敵な笑みをたたえる口元。しかしそれが逆にもの悲しくも見えた。 二匹はいつまでも泣くばかりで、決して親れいむの死体を食べようとはしない。このままでは親れいむの犠牲が無駄になってしまう。 「おがあざんなんがだべだぐないよおおおおお!! だべられないよおおおおおおおお!!」 「れいみゅもいやぢゃよおおおおおお!! だがらゆっぐりもどにもどっでねえええええええ!!」 「食べないの? なら人間さんに、そのあまあまちょうだいね!」 私は巣の中に手を伸ばし、親れいむの右半分をつかんだ。 「ゆっ!?」 「ゆゆっ!?」 二匹は泣くのも忘れてぽかんとしている。いきなり人間が現れたことに驚いているのだろう。 親れいむの右半分を口元にやる。野生の汚いゆっくりをがぶりとやるには気がひけたので、中の餡子だけちびりと食べた。 ごく少量でもそれはとても甘く、美味だったのだが、 「まずっ!? コレめっちゃまずっ! こんなもの、ゆっくりできないよ!」 二匹の子ゆっくりへの嫌がらせとして、私は聞こえようがしにそう言った。 「こんなものはポイっ! だよ!」 言いながら、親れいむの右半分を小川に投げ込む。右半分は転がり流され――やがて見えなくなった。 それを見届け、再び巣の方を見ると、巣の入口には子まりさと子れいむの姿があった。二匹はすっかり崩れきった『結界』の残骸の上に立っている。 「どうしてにんげんさんが、こんなところにいるのおおおおおおお!?」 「おかあしゃんのけっきゃいっ! がなんでやぶれたのおおおおおおお!?」 一つのことに気を取られると、自分の周りはおろか、事象の前後にまで気が回らなくなるのは、ゆっくりの強みであり弱みだ。 一家は自分たちのことに夢中になるあまり――ゆん生に関わることなので仕方ないとも言えるが――私が巣の中を覗いていた事に気づかなかった。 子れいむの言う「おかあしゃんのけっきゃいっ!」は、こっそり、ゆっくり、ほとんど取り除いた。一家はそれにすら気づかなかった。何度も音を立てたにも関わらず、だ。 もっとも、元々隙間だらけの『結界』だったので、私がそうするまでもなく巣の中は丸見えだったのだが。 ぎゃあぎゃあうるさい二匹を無視して巣の中に腕を突っ込み、私は親れいむの左半分を引きずり出す。 「もう半分も人間さんにちょうだいね! あまあまを独り占めするゲスは嫌いだよ!」 「ゆわああっ! にんげんさん! おかあさんをつれていかないでええええ!! ゆっくりやめてええええええ!!」 「おきゃあしゃああああん!!」 ふと手の中の親れいむに目をやる。すると、その頬を涙のようなものが伝ったのが見えた。 まさかこの状態でもまだ意識があるのだろうか。そして悲しんでいるのだろうか。 愛しい子どもたちに捧げたはずのその身を蹂躙されているこの状況を、無念に思ってでもいるのだろうか。 それは私にはわかりようもないことだった。しかし、もし本当にそうなのだとしたら――こんなに心踊ることはない。 先ほどと同じように餡子をちびりとやり、 「まずっ! やっぱりめっちゃまずっ! こんなものはポイっ! だよ!」 やはり先ほどと同じように、小川に投げ込んだ。 「ゆわあああああああ!! おがあざあああああああああん!!」 子まりさが叫んだ。子れいむは、 「おきゃあしゃん、おしょらをとばないでにぇええええええ!! れいみゅたちのところにかえってきちぇにぇええええ!!」 そう喚き散らしながら、巣を出て外に飛び出してきた。まさか親れいむを追って川に飛び込むつもりなのだろうか。そんなことをしたら、間違いなく永遠にゆっくりしてしまうだろう。 しかし、それ以前の話だった。白く冷たい雪の上に降り立ったとたん、 「ちゅめたいいいいいいい!! しゃむいいいいいいいいい!! ゆっくちできにゃいいいいいいい!!」 飛び跳ねて、転がって、大騒ぎだ。 巣の中にいては感じることのできなかった雪の、あるいは風の冷たさをその身に受け、子れいむは悶え苦しんでいる。 「やめちぇにぇえええ! やめちぇにぇえええ! ゆきしゃんもかぜしゃんも、いじわりゅしにゃいでれいみゅをゆっくちさせちぇええええ!!」 「れいむうううううう!! おそとはゆっくりできないよ! ゆっくりしないで、おうちのなかにもどってね!」 「あんよがあああああ! おかおがいぢゃいいいいいいいいい!!」 雪の上でのたうち回る子れいむには、姉の声は届かないようだ。巣に戻ろうとはしない。いや、戻れない。 子れいむはなおも飛び跳ねて、転がって――やがて小川に落ちた。 「まりさのかわいいいもうとが、かわさんにおちちゃったああああああ!?」」 「ゆびゃああああああああ! ゆっぷゆっぷ! たちゅけちぇええええ!! おみじゅしゃんはゆっくちできにゃいいいいいいいい!! ゆぶぶぶぶううう!!」 「ゆわあああああああ!! れいむううううううう!!」 「おねえぢゃあああああああん!! たちゅけちぇえええええ!! たちゅけちぇえええええ!! れいみゅ、ながしゃれりゅよおおおお!! ながしゃれてりゅうううううう!!」 人間で言えば、せいぜい踝に届くかどうかの浅さの小川だが、それでも子れいむにとっては大河に等しい。 結果的に親れいむの後を追うことになった子れいむ。その小さく丸い体は緩い流れに翻弄され、浮いては沈み、浮いては沈みを繰り返した末、視界から消えた。まだその辺りに沈んでいるのかもしれないし、今ごろはもっと下流を流れているのかも知れない。 「れいむっ!! れいむうううううううう!!」 子まりさは血相を変えて、今まさに子れいむの元へ飛び出そうとしている。 私は屈んで、子まりさの顔をのぞき込んだ。 「まりさ、ゆっくりしていってね!」 「ゆっ! ゆっくりしていってね!――にんげんさん、まりさのかわいいいもうとをたすけてあげてね! まりさじゃたすけてあげられないよ! ゆっくりおねがいだよ! ゆっくりおねがいだよ!」 自分が行くより、体の大きい『人間さん』に助けてもらった方が確実だと思ったらしい。しかし、この事態を引き起こした張本人に頼むことではないだろう。 親れいむが言っていた通り、この子まりさは優しく頭がいいのかもしれない。しかし、しょせんはゆっくりということだ。 「ゆっ? まりさの素敵なお帽子さんはとてもゆっくりしているね! 人間さんがもらってあげるよ!」 そう言って、子まりさの帽子を奪い取った。 「ゆわっ!? まりさのすてきなおぼうしさん! ゆっくりかえしてね! ゆっくりかえしてね!」 子まりさはぴょんぴょん飛び跳ねて帽子を取り返そうとする。そのジャンプが届くか届かないかの位置で、私は帽子を上げ下げした。 取れそうで取れない――子まりさは焦れた。 「ゆんやあああああああ! にんげんさん、いじわるしないでかえしてね! かえしてね!」 「ゆ? よく見たら趣味のお悪い帽子さんだったよ! こんなものはビリッ! だよ!」 私は子まりさの帽子を引き裂いた。先ほどの『お食べなさい』のように、縦に真っ二つだ。 そのまま宙に放る。二つの小さな黒い布は、風に流されてどこかへ行ってしまった。 「ゆわああああああ!? ばりざのずでぎなおぼうじざんがあああああああっ!?」 「趣味の悪いお帽子さんは、人間さんが制っ裁っ! してあげたよ! ゆっくり感謝してね!」 「どぼでごんなごどずるのおおおおおおお!?」 「ゆゆ~ん、そんなに感謝しないでよ~」 「がんじゃなんがじでないいいいいい!! ばりざのおぼうじざあああああん!! ゆんやあああああああ!!」 「ゆゆ~ん」 左手で子まりさを押さえつけ、右手で雪をすくう。 「そんなに感謝してくれて、人間さん嬉しいよ! お礼にゆっくりした結っ界っ! を作ってあげるよ!」 右手の雪を巣の前に積む。そしてまた雪をすくって、積む。 「はなじでねっ! はなじでねっ! まりざのおぼうじざんをえいえんにゆっぐりさせたにんげんざんはきらいだよっ!!」 「ゆゆっ! そんなに急かさないでね! ゆっくり待っててね! ゆっくりしていってね!」 「ゆっぐりじでいっでね!――ゆっぐりでぎないがら、まりざをはなじでえええええっ!! おぼうじざんがえじでええええええっ!!」 小さな巣穴を塞ぐ雪の壁など、片手でもすぐに作れる。 「ゆっ! もうすぐ完っ成っ! だよ!」 「やぢゃあああああああっ! だじでねっ! ばりざをおうぢがらだじでねっ!!」 壁の隙間から子まりさが叫んだ。 このままでは巣の中に閉じこめられると理解したらしい。もしそうなったら、自力での脱出が不可能だということも。 この辺りの気候的にも、横穴の位置的にも、一見してこの巣穴が雪で埋もれることはないと思われた。 つまり、子まりさはおよそありえなかった最期を遂げることになるのかも知れないのだ――子まりさ自身はそこまで理解しているのかどうか。 「冬さんの間はおうちからでたらいけないよ! お母さんもそう言っていたはずだよ!」 「おがあざんっ! おがあざんっ! おがあざんっ! まりざをだずげでええええええっ!」 「お母さんはもう『お食べなさい』しちゃったでしょ? 理解できる?」 「ゆ、ゆあっ……!」 「お母さんはまりさたちに食べて欲しかったんだよ! それなのに食べてあげなかったなんて、まりさたちはゆっくりしていないね!」 「ゆああっ……ゆああああああああっ! おぎゃあぢゃんごべんだざいいいいいいい!! ごべんだざいいいいいいい!! ばりざはわるいごでじだああああああ!!」 「悪いまりさにはおしおきだよ!」 私は子まりさの両目を指で突いた。ぷちゅっ、という感触とともに、それはあっけなく潰れる。 「ゆびゃああああああっ!! ばりざのきらきらおべべがああああああああっ!! いぢゃいよおおおおおおおっ!!」 「それじゃあ、お別れだよ! まりさ、春さんになったらまた会おうね! ゆっくりしていってね!」 「ゆっぐりじでいっでねえええええ!?」 子まりさが挨拶を返すのを聞いてから、巣の入口である横穴を、雪で完全に塞いだ。さらにその上から、今度は両手を使って雪を盛り、ぱんぱんと叩いて均す。 小さな小山の横に、さらに小さな小山が生まれた。 この小山――巣穴を塞ぐ雪の壁が溶けるのは、春になってからだろう。 食べる物がほとんどない上、両目と、ついでに帽子を失った子まりさ。元々非力なことに加えて、消耗する一方のそんな体では、内側から壁を崩すのはますます不可能だ。 ――おかあさんは、おちびちゃんたちだけでもはるさんをむかえてほしいんだよ―― そんな優しい母親の願いも虚しく、かわいい子どもたちが春を迎えることなど決して無い。 水死と、餓死あるいは衰弱死、そして何の意味も成さなかった『お食べなさい』――どの死に方が最も苦しいのだろうか。何とはなしにそんなことを考えた。 日も落ちかけ、森の中はますます寒くなる。 「寒い……」 半ば無意識にそう呟く――これで何度目だろう。呟いたところで暖かくなるわけでもないのに。 この寒さは嫌いだが、冬は大好きだ。 冬――元来脆弱なゆっくりが、より脆弱になる季節。 特に私のように田舎住まいの虐待派にとっては待ち遠しい季節だ。寒さを我慢して森の中を少し歩けば、楽しいことがいくらでも見られる。 例えば、冬支度を済ませて巣の中で安心しきっているゆっくりを、寒い寒い巣の外に引っぱり出してやる。そして永遠にゆっくりさせる。 例えば、冬支度が終わらず殺気立っているゆっくりをからかって、さらに殺気立たせてやる。そして永遠にゆっくりさせる。 例えば、冬支度もしないゆっくりに悪戯し、自分たちの馬鹿さ加減を後悔させてやる。そして永遠にゆっくりさせる。 そして例えば、今日のような――。 今日は本当にいいものが見られた。野生ゆっくりの『お食べなさい』など、金を払っても見られるものではない。 それにしても、 「寒い……」 今度は意識して口に出してみた。だからといって、この身を切るような冷たい風がやむわけではない。意識しようとしまいと、当たり前だがそれは変わらない。 今日の夕飯は暖かい食べ物――具沢山のシチューにしよう。 (了) 以前書いたもの…… ふたば系ゆっくりいじめ 525 犬 ふたば系ゆっくりいじめ 532 川原の一家 ふたば系ゆっくりいじめ 554 ゴキブリ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 555 ゴキブリ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 569 ねとられいむ ふたば系ゆっくりいじめ 622 格子越しの情景 ふたば系ゆっくりいじめ 654 奇跡の朝に ふたば系ゆっくりいじめ 715 下拵え ふたば系ゆっくりいじめ 729 ある日の公園で ~the Marisas and men~ ふたば系ゆっくりいじめ 740 彼女はそこにいた トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る めっちゃワロタww ゲス制裁より善良理不尽虐待の方がゆっくり出来るね! 鬼意山が姿が気付かれてからは虐待のテンポがとてもよく笑いっぱなしでしたw 特に流れるように子まりさの両目を突いた時には大笑いしちゃいましたよww -- 2011-07-20 17 10 22 ふむ…ゲスだねーわからないよー。おやれいむはむのうだね。わかるよー -- 2010-11-28 23 07 39 ゆっくりできたよ!! -- 2010-11-07 15 49 25 糞饅頭共を可哀想だなどとコメントしてる注意書きを理解できないような餡子能な人はゆっくりできない人生を苦しめ。つーかそもそもここに来てんじゃねーよ。ばかなの?しぬの? -- 2010-11-02 01 56 56 冬までの食料なし、暖房もろくに作れず、越冬なんてできない状況で、 自分だけお食べなさいで満足して死ぬれいむには良い虐待だったなw おかあさんはかりがへただから、まんぞくなごはんをとってくることができないよ とってこれなかったよ、なら許せる。だが下手だからできないって諦めて何もしない奴は嫌いだ -- 2010-11-01 00 19 00 ゆっくり親子の三文芝居にはヘドが出そうだった。まぁ、母の後を追えて良かったんじゃないか。 -- 2010-09-07 01 17 57 冒頭の注意書きを読めない奴はコメントするなと言いたい -- 2010-08-31 02 01 43 子ゆっくりの悲劇はとてもゆっくりできるよ。もっとやってね! -- 2010-07-25 11 10 33 加工所では生ゴミ生産して、人々はお金払って生ゴミ買って、生ゴミ食べてるんだね。 ゲロゲロ。 -- 2010-07-25 07 40 18 寒い中、人の迷惑にしかならないゴミを掃除するなんてすばらしいよね、、、 ゆっくりって動いてて害虫、動かないなら生ゴミいいこと無しだからね。 -- 2010-07-25 07 32 26 可哀想なゆっくり達…親子みんな良い子だったのに… ゲス人間は、週6日でゲスゆ一家に自宅を荒らされ続けてゆっくりできない人生を苦しめ。 -- 2010-07-13 10 13 59 こういうプレイもありだよ!ゆっくりできるよ! -- 2010-06-29 09 42 42 人間はゲスじゃないよ。山のゴミを掃除しただけだよ! -- 2010-06-28 23 53 30 ゲス鬼意山じゃないよ。どうせ死ぬ運命のおちびちゃんたちが、おかあさんとゆん国に行けてよかったね。おとうさんまりさと家族ともゆっくりしていってね!! -- 2010-06-21 07 57 01 よかった。 -- 2010-06-12 15 17 53 とてもおもしろかったよ!! -- 2010-05-24 19 24 22 わ゙がら゙な゙い゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!! ゲスにんげんさんがでてくるのはゆっくりできないよー!!! -- 2010-05-20 07 07 53 そういうのが好きな鬼異惨もいるってことだよ!りかいしてね! -- 2010-05-17 14 56 30 どう読んだって、嫌がらせのためにゆっくりの口調を真似てるだけだろ。 -- 2010-04-01 18 06 19 ゲスゆっくりと同程度のこと言ってくる人間はゆっくりできないよ!理解してね! -- 2010-03-26 18 23 21
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1637.html
そして扉は閉ざされた 3KB 小ネタ 短いです。仕事中の現実逃避に書いてみました 扉を開けると、中にゆっくりの親子がいた。 「ゆっ! ここはれいむとおちびちゃんのおうちだよ! おにいさんははいってこないでね!」 「ゆっくちでていっちぇにぇ!」 私は言葉を失った。これがいわゆる『おうち宣言』というやつだろうか。 以前、知人が部屋を占拠されかけたと聞いた時は、気の毒に思いつつも笑ってしまったものだが――。 どうやら扉を閉め忘れていたらしい。うっかりしていた。これでは友人を笑えないではないか。 「ゆっ? れいむとおちびちゃんのかわいさにみとれちゃってるの? かわいくってごめんね!」 「きゃわいくってごめんにぇ!」 呆気にとられていただけなのだが、なぜ見とれていたと受け取れるのだろうか。 「その――ここはおまえたちの家じゃあないんだ。扉は開いていたかもしれないけど。ここは私の――」 「ゆっ? なにをいっているの? ここはれいむとおちびちゃんのおうちだよ!」 「れいみゅとみゃみゃのおうちだよ!」 まるで聞く耳を持たない。いや、耳という部位が無いのは見てわかるが――。なるほど、これが『餡子脳』か。 ゆっくりを病的なまでに忌み嫌う人間がいることにも納得できるというものだ。 決して気が短くない私だが、目の前の物体と話していると、こめかみの辺りにくるものがある。 「そうか。ならそのまま、そこにいてもいいよ」 そうだ。たかだか人語を理解する饅頭二匹、いてもいなくても大して困ることなどない。 これが例えば犬や猫で、あまつさえ子どもでも産まれていた日には、さすがに私も慌てるが。 「ゆっ! いわれなくてもゆっくりするよ! それよりおにいさんは、れいむとおちびちゃんにあまあまちょうだいね!」 「ちょうだいにぇ! たくしゃんでいいよ!」 ――もう言葉もない。出会ったばかりの私を召使いか何かだと思っているのだろうか。私は傍らに置いた袋を広げ、ゆっくりたちに見せてやった。 残飯などの生ゴミだ。こんなものでも、野良ゆっくりにとってはごちそうだと聞いたことがある。 生ゴミの回収日には、ごちそうを求めるゆっくりとカラス、猫に加え、それらを駆除しようと躍起になる住民の争いが、そこかしこで繰り広げられるのだとか。 幸いにして、私の家の近所にある集積場は平和だ。 案の定、二匹はゴミに飛びついた。無我夢中とはこのことだ。よほど腹が減っていたのか、それともこいつらにはこれが普通なのか。 どちらにしても――何とも浅ましい光景だ。 「ゆゆ~ん! ごはんがいっぱいだよ! むーしゃむーしゃ! しあわせー!」 「おいちいにぇ!」 どうやら味にも満足してくれたらしい。食いカスを飛び散らせながら、おいしそうに食べている。口に出すほど幸せそうでなによりだ。 「ゆっくりごちそうさま!」 「ごちしょうしゃま!」 大量の生ゴミは、ほとんど無くなってしまった。満腹になって気が済んだのか、二匹は私の存在を忘れたかのようにとりとめのない会話を始める。 「おちびちゃん! おかあさんがしょくごのおうたをうたってあげるよ!」 「ゆわ~い! ゆっくち! ゆっくち!」 親の「ゆっくりのひ~」という歌声は聞くに耐えなかった。この雑音に悩まされる住民のために、保健所職員が日夜駆ずり回っているというのもよくわかる。 ゆっくりを飼っている物好きは、近隣住民に対してさぞや肩身の狭い思いをしているのだろう。 「ゆっ! おにいさん!」 扉を閉めようとした私に、ゆっくりが声をかけてきた。どうやら存在を忘れられていたわけではないらしい。だからといって嬉しいわけでもないが。 「こんどはあまあまをもってきてね!」 「あまあま! あまあま! ゆっくち! ゆっくち!」 それなら焼き饅頭などはどうだろう。 私は改めて扉――焼却炉のゴミ投入用扉を閉め、火種を入れた。薪は少なめにし、じっくりゆっくり焼くことにしよう。 そして何となく耳を澄ます。行きがかり上、私も少しいじわるになっているようだ。 「ゆっ? なんだかぽーかぽーかするよ!」 「ぽーかぽーかしゅるよ!」 中から聞こえてくる、そんな脳天気極まり声は、 「あぢゅいいいいいいいい! だずげでええええええ!」 「だじゅげでにぇ! がばいいれいみゅをだじゅげでにぇ! みゃんみゃああああああ!」 という聞くに耐えない悲鳴に変わり、やがて聞こえなくなった。 (了) 以前書いたもの…… ふたば系ゆっくりいじめ 525 犬 ふたば系ゆっくりいじめ 532 川原の一家 ふたば系ゆっくりいじめ 554 ゴキブリ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 555 ゴキブリ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 569 ねとられいむ ふたば系ゆっくりいじめ 622 格子越しの情景 ふたば系ゆっくりいじめ 654 奇跡の朝に ふたば系ゆっくりいじめ 715 下拵え ふたば系ゆっくりいじめ 729 ある日の公園で ~the Marisas and men~ ふたば系ゆっくりいじめ 740 彼女はそこにいた ふたば系ゆっくりいじめ 759 Eyes トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりの断末魔は最高の歌だなぁ もっとゆっくりしたかったは論外 -- 2014-08-01 21 47 40 おもしろかったwこれぞ小話って感じで上手いですねw -- 2011-08-19 12 43 25 ゆっくり焼かれていってね♪ -- 2011-07-23 15 41 54 上手いw -- 2010-12-06 16 29 16 ギャワーwww 焼却炉をお家にするとは感心した生ゴミですね。駆除する手間が一つ省けたw -- 2010-11-03 21 12 59 数人で集まって、大声で不協和音を奏でながらゆーゆー言ってみればいいと思う 聞くに堪えないぞ、多分 -- 2010-08-02 11 59 48 実際、れいむのお歌はどんなものなのだろうか?聞きたい。 -- 2010-07-19 05 49 40
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2699.html
「ゆぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――――――――――――――――――!!!!」 突如、部屋中に響き渡る、巨大赤れいむの絶叫。 お家の中でまりさの無事を願っていた一家も、一体何事かと入口からこっそり顔を出し始めた。 そんな一家が見た光景。 そこにはなんと、足から脳天に深々と割り箸を刺してもがいている巨大赤れいむと、それを唖然とした表情で見ていた親まりさの姿があった。 ブランコは、割り箸を紐を組み合わせて作られている。 だんだん体当たりをすることすら億劫になってきた巨大赤れいむは、その重量をもって圧し掛かり、親まりさごとブランコを破壊しようと考えたのである。 しかし、これがいけなかった。 割り箸の強度を軽んじていたことと、丁度最悪の位置に圧し掛かってしまったことで、割り箸は見事に巨大赤れいむの体を貫いてしまったのである。 「ゆぎいいいいぃぃぃぃぃ―――――――!!!! いだいよおおおぉぉぉぉぉぉぉ――――――――!!!! これとっでえええぇぇぇぇ――――――――!!!!!」 割り箸を取り付けたまま、巨大赤れいむが地をのたうち回る。 生まれて以来、初めて感じる強烈な痛みに我を忘れ、巨大赤れいむは大量の汗と涙と涎をまき散らしながら、もがき苦しんでいた。 それを見ていた親れいむと姉妹たちが、家の中から飛び出してくる。 そして、姉妹はその様子に大満足といった様子で、囃し立てていた。 「ゆっくりくるしんでね!!」 「れいむたちをころそうとしたから、ばちがあたったんだよ!!」 「おお、ぶざまぶざま!!」 相当フラストレーションが溜まっていたのだろう。 巨大赤れいむの無様な姿に、皆溜飲を下げていた。 しかし、それを一喝する声が掛けられる。 それは、最も巨大赤れいむの攻撃にされされていた親まりさであった。 「おちびちゃん!! ゆっくりだまっててね!!」 「!!!」 この父は、いきなり何を言ってくるんだと言わんばかりの表情の姉妹。 それも仕方があるまい。何しろ自分たちは命を狙われたのだ。 そんな仇敵が目の前で苦しんでいる。それを笑って何が悪いというのだ。 しかし、親まりさは厳しい表情を崩さない。 「おちびちゃんたちのきもちは、ゆっくりりかいできるよ!! でもだれかがけがをしたすがたをみてわらうのは、とってもゆっくりできないことなんだよ!!」 「ゆうぅ……で、でも……」 「このおちびちゃんは、もうゆっくりばつをうけたよ!! あとはおねえさんがかえってきたら、ゆっくりしかってもらえばいいよ!! だから、そんなことをいっちゃいけないよ!!」 「……ゆっくりりかいしたよ!!」 未だ完全には納得できないものの、姉妹たちは一応の理解を見せる。 何しろ一番殺されかかった親まりさが許すというのだ。ただ逃げていただけの自分たちに、それを覆す権利はなかった。 親まりさは、何とか分かってくれた子供たちに安堵し、巨大赤れいむの側にやってくる。 そして未だ絶叫を上げ続ける巨大赤れいむに、その声に負けない声量で呼びかけた。 「おちびちゃん!! ゆっくりはんせいした?」 「ゆぎいいいぃぃぃい―――――――!!!! これとっでええぇぇぇぇぇ――――――――!!! 「ゆぅ……」 巨大赤れいむは返事を返さなかったが、痛さで自分の声も頭に入っていないのだろうと考える。 その後、親れいむの元に行き、巨大赤れいむに刺さった割り箸を取ってあげようと提案した。 その提案に親れいむは、若干渋い顔をする。 自分たちを殺そうとした巨大赤れいむを助けるのが嫌というのではなく、助けた後、再び殺されるのではないかという懸念からであった。 しかし、それはないよと、まりさは断言した。 例え、割り箸を抜き、手当をしたとしても、完全に動けるようになるまで、相当な時間がかかるはずである。 それまでには、男も愛で子も帰宅しているはずである。 その旨を伝え、納得した親れいむは、親まりさと共に巨大赤れいむの尻の所に来ると、突き刺さった割り箸を噛みしめ、体から抜こうとした。 「ゆぎいいいぃぃぃぃ―――――――!!!! いだいよおおおおぉぉぉぉぉ――――――――――!!!!」 抜くときのあまりの痛さに、これまで以上に絶叫を上げる巨大赤れいむ。 しかし、割り箸は相当深く食い込み、マイクロゆっくりの両親の力では抜くことが出来ない。 親まりさは、子ゆっくりにも割り箸を抜くのを手伝うよう呼びかける。 初めは嫌そうな様子を見せるも子ゆっくりだったが、徐々に巨大赤れいむの余りに惨めな姿が気の毒になってきて、両親の背後に付き、割り箸に噛みつき始める。 ちなみに姉たちの様子を見て、赤ゆっくりたちも手伝うと申し入れたが、親まりさがそれを認めなかった。 赤ゆっくりの体格上、割り箸を噛むことは出来ないし、大豆が三匹加わったところで高が知れるというものである。 親まりさの号令に合わせ、全員で一気に割り箸を抜こうと試みた。 しかし、結果は変わらず、巨大赤れいむが絶叫を轟かせただけに過ぎなかった。 「ゆうぅ……ゆっくりこまったよ!!」 マイクロ一家は、すっかり弱音を吐いてしまう。 自分たちの力では、どうにもならないことが分かってしまったのだ。 しかし、このままにしておく訳にはいかなかった。 何しろ、巨大赤れいむと割り箸の隙間からは、徐々に餡子が漏れ出しているのである。 仕方がないと、親まりさは一つの解決策を打ち出した。 割り箸はこのままにして、餡子の流出だけを抑え込むのだ。 水槽内には、緊急用のオレンジジュースが備え付けられている。 一家は全員でそれを口に含み、巨大赤れいむの元までやってくると、餡子の漏れ出している箇所に、水鉄砲のように噴射した。 これを何度も何度も繰り返し行うことで、徐々に巨大赤れいむの皮は復元し、餡子の流出は抑え込まれていく。 一家は、男と愛で子が帰宅するまで、延々とこの作業を繰り返し続けた。 「ただいま~、今帰ったぞ~~」 「れいむ、ただいま。いい子にしてたかしら? お菓子をたくさん買ってきたからね」 二人は帰ってくるや、食材の入った袋を置くと、一家の水槽のある部屋に入ってきた。 そして、その様子に絶句する。 「な、なにやってんだああああぁぁぁぁぁぁぁ―――――――――――――!!!!」 「れ、れいむううぅぅぅぅ――――――――――!!!!」 絶句の後、絶叫を上げる二人。 ようやく二人が帰ってきたことに安堵した一家は、オレンジジュースの噴射をやめて、男に懇願した。 「おそいよ、おにいさん!! ゆっくりしすぎだよ!!」 「ゆっくりはやく、おちびちゃんをたすけてあげてね!!」 一家は男に急かす。 しかし、事情が読み込めない男は、一家に説明を求めるが、 「お前たち!! いったい何でこんなことが……」 「それより、愛で男くん!! れいむの治療を!!」 「えっ? あ、ああ、そうか!! そうだな!!」 顔面蒼白な愛で子に指摘され、そんな場合ではないと、水槽の中から巨大赤れいむを取り出し、急いで台所に向かう。 割り箸を抜き出し、冷蔵庫から餡子と小麦粉とオレンジジュースを取り出すと、まず餡子を割り箸で出来た穴に注ぎ込んでいく。 しっかりと中まで入ったことを確認し、更にその上から大量の小麦粉とオレンジジュースをかけて、傷を埋めていった。 「たぶんこれでどうにかなると思うんだが……」 「本当? 本当なの、愛で男くん!!」 「ああ、俺がガキの頃に買っていたミニゆっくりも、一度鉛筆で体を貫いたことがあったんだが、この治療で治ったからな。 それでも、近いうちに一度ゆっくりショップか、ゆっくり病院で診てもらったほうがいいと思う」 「はあぁぁ……よかった……よかった」 愛で子は巨大赤れいむが治るというその言葉に、腰が抜けたのか、そのまま座り込んでしまった。 そんな愛で子の肩を抱き、ソファーの元に連れて行くと、男は事情聴取をするべく、一家の元にやってきた。 その表情には、怒りが見て取れた。 「お前たち、これはいったいどういうことなんだ? しっかり説明してもらおうか?」 嘘は絶対に許さないという態度で詰問する。 一家は、巨大赤れいむの世話で疲れ切っていたが、事情を言わない訳にはいかず、親まりさがこれまでのあらましを説明した。 初めは怒りに身を任せていた男だったが、事情を聴いていくうちに、すっかりその怒りも霧散してしまった。 何しろ一家の話が本当なら、もしかしたら怪我を、いや怪我どころか死んでいたのはマイクロ一家のほうかもしれなかったのだから。 しかし、突然の巨大赤れいむの乱心というのに、信じられない思いがあった。 一家の話から推測するなら、巨大赤れいむが襲ってきたのは、愛で子に告げ口されることを恐れての犯行だろう。 それは分かる。しかし、同時にその程度のことで? という気持ちが男にはあった。 告げ口されれば、当然愛で子は巨大赤れいむを叱りつけるだろう。もしかしたらお仕置きに体罰くらいは受けるかもしれない。 しかし、所詮その程度である。 愛で子の性格からいって、お仕置きを受け十分反省するなら、その後はいつものように精一杯目一杯可愛がるに決まっている。 一家を殺そうとする動機としては、とても薄っぺらく思えてしまう。 あるいは、巨大赤れいむの積りに積もった負の感情が一気に噴き出してきたのだろうか? その線も考えたが、それもいまいち納得できない。 確かに巨大赤れいむを蔑ろにしている部分が多少あったことは、男も分かっている。 いや、男も一家も蔑ろにしていたつもりはないが、巨大赤れいむがそう思っているのではと感じたことは、少なからずあったように思える。 しかし、あの程度の蔑ろは、一家に対し何度も行っている。それこそ生まれたばかりの赤ゆっくりに対してもだ。 外出で構ってやれないことも多いし、テレビや読書の最中に、面倒になって無視したことも何度あっただろうか。 愛で子と違い、お仕置きには叱責だけでなく度々体罰も加えた。例をあげていけばキリがないくらいである。 それでも、一家は素直にスクスクと成長していった。多少親バカなところは自覚しているが、客観的に見てもいい子たちであるという自負がある。 その観点から見ても、巨大赤れいむの負の感情など、「その程度のこと」としか男の目には映らなかったのである。 しかし、男にはただ一つ知らないことがあった。巨大赤れいむの愛で子に対する、依存にも似た感情である。 生まれてすぐに両親と離され、姉妹もなくゆっくりショップのゲージの中で過ごした数日間。 巨大赤れいむは途轍もない孤独感に支配された。 そして、それを癒してくれたのが、巨大赤れいむを買った愛で子である。 自分には愛で子しかいない。愛で子は親であり、姉妹であり、友達であり、そして家族であった。 その愛で子を一家に奪われるかもしれない。 一家に告げ口をされて、愛で子に嫌われるかもしれない。 それが、巨大赤れいむが何よりも恐れることであった。 実は男と愛で子のペットに対する接し方にそれほど違いはない。 寧ろ、愛で子のほうが男以上に巨大赤れいむに構っていたくらいである。 一家と巨大赤れいむの唯一の違いは、飼い主の他に心の拠り所となる者がいるかいないかの差である。 一家は男に叱られても、慰めてくれる家族がいる。 構ってもらえなくても、遊ぶ相手が大勢いる。 最悪、男に捨てられたとしても、一家は一匹ではないのだ。 しかし、巨大赤れいむには、愛で子しかいない。 叱られて慰めてくれる人はいないし、遊んでくれる相手もいない。 愛で子に見捨てられれば、完全に孤立してしまうことになってしまうのだ。 この差は、飼い主からすれば大した問題ではないかもしれないが、ゆっくりからすれば、己の一生を左右する切実な問題なのである。 そんな一家と巨大赤れいむの立場を同列に見なしている男に、この疑問が解けることはなかったのである。 「愛で子……」 「あ……まりさちゃんたち、なんだって?」 男は愛で子の隣に腰を下ろし、一家に聞いたことをそのまま愛で子に聞かせてやった。 それを聞いて驚き、そして大いにショックを受けた。 「この子がまさかそんなことを……」 「いや、まだ完全にまりさたちが言ったことが正しいかは証明できないが……」 男はそう慰めるが、正直、まりさたちが嘘を言っているとは思っていなかった。 ゆっくりは根が単純で、嘘をつこうものなら、すぐに顔に出てしまう。 こんな大嘘を吐こうものなら尚更だ。しかし、一家には一切それがなかった。 それと、自分の可愛い子たちを信用しているということもあるし、あの水槽の荒れ方や一家が治療を施していた状況からも、一家の説明と合致する。 なぜ巨大赤れいむが、突如一家を殺そうとしたのか。その理由は分からないが、それ以外はまず間違いないだろうと確信していた。 と、そんなことを考えていると、傷が回復したのか、巨大赤れいむが、ゆっくりと目を開いた。 「……ゆっ? ……おねえしゃん?」 「れいむ!!」 寝ぼけ眼で、愛で子を捉える巨大赤れいむ。 最初は何が何だか分かっていなかった巨大赤れいむだが、次第に餡子脳がハッキリしてくるや、ようやく最愛のあ姉さんが帰ってきたとばかりに擦り寄っていった。 「おねえしゃん!! ゆっきゅりおかえりなちゃい!!」 巨大赤れいむの威勢のいい挨拶。しかし、そんなれいむを、愛で子は悲しそうな視線で見つめている。 「れいむ。良かったわ、元気になって……」 「りぇいむ、しゅっかりげんきになっちゃよ!! ゆっきゅりおなかがちゅいてきちゃよ!!」 「……」 数十分前のことを覚えていないのか、巨大赤れいむに悪びれた様子は一切なかった。 そんなれいむを見て、信じたい気持ちでいっぱいの愛で子だが、事情はハッキリさせなくてはならないと、重い口を開き始めた。 「れいむ。あなたに聞きたいことがあるの」 「ゆっ? にゃんにゃにょ、ききちゃいこちょって?」 愛で子は、男に聞かされた話を、巨大赤れいむに伝えていく。 初めは余裕の表情で聞いていた巨大赤れいむだったが、次第にその余裕は消え去り、顔は青ざめ、遂には傷が癒えたばかりだというのに、大量の砂糖水が体から流れ出てくる。 震えた体に、噛み合わない歯、視点の定まらない瞳。 この様子を見るだけで、一家が嘘を付いていないことは明白だが、真実を自分の口から言わせなればならないと、愛で子は巨大赤れいむに、ゆっくり静かに問いただす。 「れいむ。今のお話は本当なの?」 「ゆっ……ゆっ………ゆ……」 「れいむ!!」 「……お、おにぇえちゃんたちが、ゆっきゅりうしょをちゅいたんだよ!! れいみゅはしょんにゃこちょ、ちてないよ!!」 この期に及んでも、巨大赤れいむは嘘を並びたてていく。 すでにどちらが嘘を言っているか分かっている男と愛で子は、その巨大赤れいむの答えに大いに失望した。 「……本当に嘘をついていないのね?」 「ゆゆっ!! ゆっきゅりほんちょうだよ!!」 「本当にまりさお姉ちゃんたちが嘘を付いているのね?」 「ゆっ!! しょうだよ!! おにぇえちゃんたちは、ゆっきゅりうしょちゅきなんだよ!!」 「怒らないから本当のことを言って、れいむ!!」 「れいみゅはうしょなんきゃ、ちゅいてにゃいよ!! ゆっきゅりおにぇえちゃんたちを、おちおきちてあげちぇね!!」 「そう……」 その後、愛で子はソファーを立つと、来る時に巨大赤れいむを入れてきたゲージを持ってきた。 そして、巨大赤れいむを手に取ると、ゲージの中に入れていった。 「ゆっ!! おにぇえしゃん?」 「もう帰る時間よ。ご飯は家で食べましょうね」 「ゆゆっ!! ゆっきゅりりかいちたよ!!」 巨大赤れいむは上機嫌でゲージの中に入っていった。 巨大赤れいむは嬉しかった。何しろ自分の嘘がばれなかったのだから。 ゆっくりに人間の機微は読めない。それが赤ゆっくりとなれば尚更である。 マイクロ一家に告げ口されたことで追及は避けられなかったものの、やはり愛で子は自分のことを信じてくれたのだと考えていた。 あれ以上追及が来なかったことが、何よりの証拠である。 家に帰るのは、嘘をついたと思っている一家に腹を立てたためだと考えた巨大赤れいむは、ゲージの中でほくそ笑んだ。 最悪の一家に苛められたし、痛い思いもしたが、収穫はあった。 あのゆっくり用の遊具はとても魅力的であった。 家に帰ったら、自分だけの素晴らしい遊具を買ってもらおうと、巨大赤れいむはすでに自分が犯した過ちも忘れ去っていた。 ゲージをもって玄関に行く愛で子。 それを追いかける男。 「なあ、本当に帰るのか?」 「ええ、ごめんなさい。その……うちの子が……」 「いや、特に目立った怪我はしていないし、あいつらも許してるみたいだから、俺はいいけど……でも……その…その子は?」 「この子を買うとき、お店の方から育て方のマニュアルと一緒に、条例の書かれた書類も頂いたわ……」 「条例? ……………まさか!!」 「……」 「いや、それは、でも……本気なのか?」 「……」 「い、いや……そこまですることはないだろう。ほら、俺もあいつらも気にしてないしさ!! それに結構費用だって掛けてきただろ?」 「せっかく買い物してきたのに、御夕飯作れなくてごめんなさい。また機会を見て遊びに来るわ。まりさちゃんたちにもよろしくね」 「……あっ」 愛で子は、男の質問に答えることなく、一礼をして、玄関を出て行った。 男は呆然としながら、しばしその場に佇んでいた。 「ゆゆっ!! おにいさん!! おねえさん、ゆっくりかえったの?」 「ああ……」 「おにいさん!! まりさたちは、ゆっくりおちびちゃんのことをゆるしてあげるよ!! だから、こんどおねえさんにあったら、ゆっくりいってあげてね!!」 「……もうおそいよ」 「ゆっ?」 まりさには、男の言葉の意味が分からなかった。 「おねえしゃん!! ゆっきゅりどきょにいきゅにょ!!」 翌日、再度ゲージに入れられた巨大赤れいむは、愛で子に行き先を尋ねた。 しかし、愛で子は何故か朝から口を聞いてくれなかった。 昨夜は今まで食べたこともないような豪勢な食事を与えてくれたというのに。 いぶかしむ巨大赤れいむ。自分は何か愛で子の機嫌を損ねるようなことをしただろうか? すでに巨大赤れいむの中では、昨日のことは忘れ去られていたのである。 そのことに考えを集中させていると、いつの間にか、愛で子は目的の場所に着いたらしい。 ゲージの中から巨大赤れいむを取り出すと、それを目の前の厳つい男に手渡す。 「……よろしくお願いします」 「はい、確かにお預かりいたしました」 「あ、あの……この紙に書いてあるんですけど、本当にその……」 愛で子は言いづらいことなのか、途中まで言いながらも、言葉を閉ざしてしまう。 その様子に厳つい男は疑問に思い、愛で子が差し出した紙に目をやる。 その内容を読んで、愛で子が何を言いたいのか理解した厳つい男は、柔和な笑みで愛で子に答えた。 「ええ、ご安心ください。この赤ちゃんれいむは、とても安らかひと時を送れますよ」 「そうですか……お止めして申し訳ありません」 「いえ、お気持ちはお察しいたします。それではそろそろ時間ですので」 厳つい男は愛で子に一礼し、巨大赤れいむを掴みながら、愛で子の元から離れていった。 「ゆっ? おねえしゃん?」 自分の境遇が理解できない巨大赤れいむは、男の手の中から、愛で子の姿をとらえる。 そこには、何故か涙を流し、じっと遠ざかっていく巨大赤れいむを見つめ続ける愛で子の姿があった。 「ゆっ!! ゆっきゅりとまっちぇね!! れいみゅはおねえしゃんのときょりょにかえりゅよ!!」 最愛の飼い主の悲しそうな泣き顔を見て、巨大赤れいむは今すぐ愛で子の元に返せと、厳つい男に言ってくる。 しかし、厳つい男は巨大赤れいむの言葉に返事を返さない。 巨大赤れいむは、何とか厳つい男の手の中から逃れようともがいたが、男の力は強く、れいむの力では抜け出すことが出来なかった。 やがて、男はある部屋の扉の前にやってくると、鍵を開けて、中に入っていく。 「おい、じじい!! ゆっくりまりささまをここからだすんだぜ!!」 汚い言葉を使ってくる汚れたまりさ。 「すっぎりさせでええぇぇぇぇ――――――!!!」 全身に拘束具を付けられ苦しそうなアヘ顔のありす。 「むきゅ――――!!! ぱちぇはもりのけんじゃなのよ!! ゆっくりここからだしなさい!!」 顔が半分かけたぱちゅりー。 そこには、多種多様なゆっくりが、所狭しと床を埋めていた。 そんな足の踏み場もないようなところに、うまく隙間を見つけ入っていくと、そこに巨大赤れいむをゆっくり置いた。 「ゆゆっ!! れいみゅは、おねえりゃんのときょろにかえりゅんだよ!! きょんなちょこりょに、ゆっきゅりようはないよ!!」 巨大赤れいむは、愛で子の元に連れて行けと喚くが、男は聞こえないのか、その言葉を無視し、部屋から出て行った。 そしてドアを閉めるや、鍵を掛ける。 巨大赤れいむは、なぜこんな所に連れてこられるのかが理解できず、ドアの前であらん限りの大声を張り上げる。 しかし、それに返事を返してくれる者はおらず、「後三分か……」という訳のわからない言葉が聞こえてきただけであった。 それでも巨大赤れいむは喚き続ける。 今日は愛で子にゆっくり用遊具を買ってくれるよう進言するつもりだったのだ。 こんな所で油を売っていては、日が暮れて店が閉まってしまう。 遂にはドアに体当たりをする巨大赤れいむ。 しかし、当然の如く、ドアはびくともしない。 それでも繰り返し繰り返し体当たりを続けている巨大赤れいむだったが、しばらくすると、突然「ビ―――――――!!」という不快な音が部屋に鳴り響いた。 そして、それに間をおかず、天井から白い煙のようなものが、部屋中に降り注いだ。 「ゆっ? にゃんにゃの、きょれ?」 巨大赤れいむは、突如出てきた白い煙に舌を付ける。 ゆっくりは分からないものがあると、大抵舌を出す癖がある。 朝食を取っていなかったこともあるだろう。 しかし、それが巨大赤れいむの運命を決定づけた。 舐めてみると、それは特に味も香りもなかった。 もしかしたら食事かと甘い期待を抱いていた巨大赤れいむは、すぐに失望した。 しかし、舌を仕舞うと、何故か体がピリピリするような錯覚を覚えた。 一体なんだろう? そう考えた瞬間だった。 「ゆぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――――――――!!!」 「ゆぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ―――――――――――――!!!!」 「ゆげえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――――――――――――――――――――――!!!!!」 「がああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――――――――――――――!!!!」 突然、部屋中にいたゆっくりから悲鳴が漏れ始める。 巨大赤れいむも例外ではなく、絶叫を響かせ、餡子を撒き散らす。 「ゆげえええぇぇぇぇぇぇぇぇ―――――――――――!!!! にゃんにゃの、きょれえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――――――――――!!!!」 体には激痛が走り、嘔吐感が止まらない。 口からは止めどなく餡子が流れ出て、遂には、口だけでは狭いと言わんばかりに、巨大赤れいむの左目が餡子によって飛ばされた。 「ゆぎいいいぃぃぃぃ――――――!!!! りぇいみゅのおみぇみぇがああああぁぁぁぁぁぁ――――――――――――!!!!」 周りのゆっくりも、巨大赤れいむの様に、餡子が目を押しやったり、ちょっとした傷口が一気に広がって大量の餡子が漏れ出したりと、大惨事だった。 「おねえしゃあああああああああん!!!! くるちいよおおおおおおぉぉぉぉぉぉ――――――――!!!! たしゅけてええええぇぇぇぇぇぇぇ――――――――!!!!」 あまりの痛さと、命の餡子が流れ出る恐怖に、巨大赤れいむは、最愛の愛で子を呼び続ける。 しかし、いつもなら巨大赤れいむが泣いているとすぐに駆けつけてくれた愛で子は、この時来てくれないばかりか、返事も返してくれない。 それでも巨大赤れいむは、愛で子の名を叫び続ける。何しろ彼女には、愛で子しかいないのだから。 「おねえしゃあああああああああん!!! おねええしゃあああああ……ん!!! お……ねえ……しゃ……ん! おね……え……しゃ……………」 巨大赤れいむは、最後まで愛で子が来てくれると信じながら、大量の餡子をまき散らし、絶命した。 「れいむ……ごめんね……ほんとにごめんなさい……」 愛で子は保健所の椅子に座り、涙を流し続けた。 ゆっくりが故意に人もしくは飼いゆっくり、ペットに危害を加えた場合、保健所に引き渡すことが都市条例で決められている。 それは、いくつかの特例を除き、ゆっくりの飼い主が必ず守らなければならない義務である。 しかし、現状でその条例が市民に完全に守られているかと言えば、必ずしもその限りではない。 誰でも自分のペットは可愛いものである。 例え人間や飼いゆっくり、ペットに怪我を負わせてしまっても、条例を無視しなあなあに終わらせたり、示談で済ませたりする人が後を絶たない。 酷い例になると、条例すら知らない飼い主もいるくらいである。 愛で子も巨大赤れいむを引き渡したくなどなかった。 自分が飼った初めてのペット。子供のころから、何度親にゆっくりを買ってと懇願したか分からない。 愛していたのだ、心の底から巨大赤れいむのことを。 男もマイクロ一家も気にしていない、許してくれると言っていた。保健所に告げ口なんてしないだろうし、黙ってさえいれば、誰にも分からない。 しかし、それでも愛で子はこの手段を選んだ。 それは愛で子が真面目だったからということだけではない。 真面目には違いないが、法とペットの命、どちらを取るかと聞かれれば、おそらく躊躇いつつもペットの命を優先するだろう。 もし、今回の事件が然程大きなものでなければ、愛で子はこれからも巨大赤れいむと一緒に暮らしていたに違いない。 巨大赤れいむが、腹立ちまぎれに自分の力を見せびらかす程度のことだったなら、甘いとは思うが愛で子もこの決断はしなかったに違いない。 自分の力が理解できず、誤って暴力をふるってしまったと言うことなら、愛で子もキツイ折檻だけで済ませてしまっていただろう。 しかし、今回は事が事であった。 巨大赤れいむには、一家に対し、明確な殺意をもって攻撃を行ったのである。 一度、そういう考えを持ってしまったゆっくりは、中々矯正することが難しい。一生矯正できない個体のほうが多いくらいなのだ。 次もこういう事態になったら、今度は躊躇いもせずに、最初から相手を殺しにかかるだろう。 巨大赤れいむが、自暴自棄の果てに返り討ちにあって死んでしまうなら構わない。いや、構わなくはないが、それは愛で子が悲しいだけで済む話である。 しかし、万が一、相手に傷をつけたら、それは簡単に済む問題ではない。 今回、マイクロ一家が傷も残さず生き残ったのは、彼女らの優秀さもあったが、それ以上に運が良かっただけの話である。 普通の個体だったなら、全滅していただろうし、生き残ったとしても、大怪我をしていてもおかしくはない状況だったのだ。 だからと言って、巨大赤れいむを部屋の中に一生閉じ込めておくことも出来ない。 マイクロ一家と違い、外に散歩にも行きたがるだろうし、部屋に友人を呼ぶことだってある。将来的には、相方が欲しいと言ってくるだろう。 それらを無視して、れいむを籠の鳥のように閉じ込めておくことは、ゆっくりすることを信条とするゆっくりにとって、とても耐えられないことに違いない。 結局、巨大赤れいむが、これからも生きていくには、ゆっくりらしさを捨て去る以外、手はないのである。 そんなことをさせるくらいならと、昨晩、睡眠も取らずに悩みに悩んだ結果が、これであった。 保健所についての項目を読んでいくと、ゆっくりの処分はゆっくり用の神経ガスを使い、まるで眠るように息を引き取ると書いてある。 先程、厳つい男に聞いた時も安心しろと言ってたくらいだし、きっと安らかに逝くことが出来るだろう。 自分はいい飼い主にはなれなかったけど、天国で精いっぱいゆっくりしてねと、何度も何度も巨大赤れいむに心の中で謝罪を繰り返し、愛で子は目元を腫らしたまま、保健所を後にした。 ゆっくり条例 第〇章 第△条 人間もしくは飼いゆっくりに危害または殺害を犯したゆっくりは、その危険性を考慮し、ゆっくり保健所に引き渡すこととする。 特例として、以下の場合に限り…… ~fin~ 新発売 マイクロゆっくりHC 通常のマイクロゆっくりより高い知能を有し、2倍から~最大32倍まで賢さアップ 当店おすすめは、マイクロゆっくりHC 賢さ8倍モデル お値段、扱いやすさ共に満足の一品です お求めはゆっくりショップ 〇〇支店まで 過去作? ゆっくりいじめ系435 とかいは(笑)ありす ゆっくりいじめ系452 表札 ゆっくりいじめ系478 ゆっくりいじり(視姦) ゆっくりいじめ系551 チェンジリング前 ゆっくりいじめ系552 チェンジリング中 ゆっくりいじめ系614 チェンジリング後① ゆっくりいじめ系615 チェンジリング後② ゆっくりいじめ系657 いい夢みれただろ?前編 ゆっくりいじめ系658 いい夢みれただろ?後編 ゆっくりいじめ系712 ゆっくりですれ違った男女の悲しい愛の物語 ゆっくりいじめ系744 風船Ⅰ ゆっくりいじめ系848 風船Ⅱ ゆっくりいじめ系849 風船Ⅲ ゆっくりいじめ系936 カルガモとゆっくり 前編 ゆっくりいじめ系937 カルガモとゆっくり 後編 ゆっくりいじめ系938 カルガモとゆっくり おまけ ゆっくりいじめ系960 ゆっくりにドラえもんの道具を与えてみた ゆっくりいじめ系1702 三匹のゆっくり 1 ゆっくりいじめ系1703 三匹のゆっくり 2 ゆっくりいじめ系1704 三匹のゆっくり 3 ゆっくりいじめ系1705 三匹のゆっくり 4 ゆっくりいじめ系1706 三匹のゆっくり 5 ゆっくりいじめ系1707 三匹のゆっくり 6 ゆっくりいじめ系1708 三匹のゆっくり 7 ゆっくりいじめ系1709 三匹のゆっくり 8 ゆっくりいじめ系1716 続・ゆっくりにドラえもんの道具を与えてみた ゆっくりいじめ系2536 ゆっくりですれ違った男女の悲しい愛の物語 加筆修正版
https://w.atwiki.jp/ichitarou/pages/2.html
-2ch爆笑泣コピペ まとめちんぽ 本日 - 昨日 - total - 更新日2022-07-17 笑えるコピペ 家族系 金パク おデン 出産 ワイフ1.0 核家族 痛恨の一撃 会話です 祖父母修羅場 子供忘れた 姉 それはハムスター 呼ばれ方 フィルム メール・電話系 ?忘れオカン オレオレ詐欺 私28歳 シモネタ系 かりんとう 保育園 地図で見て マ○毛クリップ あの子 いろんなウンコ パチンコ おっぱい 出てるぉ! お馬鹿 脳なんとか どっち? マロンパイ 電車で ガッツ テイク・・・ 全部一緒 はあ 履歴書 どっち どっち かんじ 縛る ゲーム・漫画 ドラクエ ハイジに突っ込む 出産事件簿 ヌンプ 安次郎50歳 四万八千円 ちらしずし 迷言・迷行動1 殿堂入り ライアンですが① ライアンですが② 未分類 空港で 高速道路 キムチ チラシ ヨガフレイム 家計簿ソフト 最強です ドンキホーテ ペイントで・・・ えびちゃん 泣けるコピペ 家族系 ページ1 ページ2 メール・手紙系 ページ1 ページ2 シモネタ系 ページ1 ページ2 未分類 ページ1 ページ2 いします} special thanks -2ch全AAイラスト化計画 -MatsuCon -instance -@wiki -@wikiご利用ガイド 編集
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/573.html
今まで書いたもの ゆっくりいじめ系2831~2832 ツンデレ ※ゲスれいむいじめ ※今回はいじめなし 母性 「おなきゃがすいちゃよ!ゆっくちさせちぇにぇっ!!」 「ゆぅぅ……おちびちゃん、ゆっくりがまんしてね……… きょうのぶんはもうたべちゃったよ………」 「じゃあもっちょもってきちぇにぇ!!ぐじゅはきりゃいになりゅよっ!!」 「ごめんね、おちびちゃん、ごめんね……… もうないんだよ……あしたになるまでゆっくりまとうね」 「はあぁぁ!?にゃにいっちぇるにょおおおぉぉ!!? にゃんでれいみゅががみゃんしなきゃいけにゃいのおぉぉ!? れいみゅはきゃわいいこどみょなんだよ!!かわいがらにゃいといけにゃいんだよっ!!」 「ゆっぐ………おちびちゃんはかわいいよ……… かわいいおちびちゃん………でも、でも………」 「きゃわいいれいみゅをゆっくちさせりゅのはあちゃりまえでしょおおぉ!? こどみょをうんだりゃゆっくちさせりゅのがぎみゅだよぉ!!」 「ゆぅ………ごめんねおちびちゃん…… やくたたずのおかあさんを、ゆるじでね………ゆぐっ……えぐっ」 「ぐずのおきゃあしゃんはゆっくちちにぇ!!」 「おでがいじばず!!あがぢゃんをだずげでぐだざい!!」 庭に転がりこんできたのは、ぼろぼろのれいむ親子だった。 縁側で夕涼みをしていた俺の前に這いずってきたそのれいむは、 口の中に含んでいた自分の娘、赤れいむを吐き出して地べたに置き、 俺を見上げて涙ながらの懇願をしてきた。 泥や雨、涙やしーしーにまみれてまだらに汚れた、傷跡だらけのれいむ。 ゆっくりにとっては過酷な環境である街に、必死にしがみついて這いずる野良ゆっくりの一匹だった。 (そもそも、ゆっくりがゆっくりできる環境は自然界にはまずないが) 吐き出された赤れいむはぐったりとしており、ほとんど動かなかったが、どうやら生きているらしい。 「どっでもがわいい、ゆっぐじじだいいごなんでず!! でいぶはどうなっでもいいでず!!ゆっぐじでぎなぐじでぼいいでず!! でも!!おぢびぢゃんをっ!!どうがおぢびじゃんをゆっぐりざぜであげでぐだざいいぃぃ!!」 野良にしては(人間基準で)礼儀正しいゆっくりだった。 「ゆっくりできなくしてもいいです」と言ったことから推して、 人間が、人によってはゆっくりを虐待する者もいると知ってのことらしい。 それでも子供を助けるために賭けに出た。よほど切羽詰まっているようだ。 もっとも、切羽詰まっていない野良ゆっくりなど構造上存在しない。 「だいぜづな、だいぜづな、でいぶのざいごのごどぼなんでずっ!! でいぶはもうごどぼがうべばぜん!!にんげんざんに、ゆぐっ、まむまむざんをづぶざればじだ!! だぐざんいだおぢびぢゃんぼっ!!みんなずっどゆっぐじじばじだ!!」 俺が黙っていると、勝手に身の上話を始めだした。 暇を持て余していたところでもあり、少し興味も沸いたので耳を傾けてみる。 「でいぶはがいゆっぐりでじだ!!おにいざんにがっでもらっでばじだ!! でぼ、でいぶがばりざどずっぎりじぢゃっで、おにいざんがおごっで、まむまむをづぶざればじだ!! にどど、あがぢゃんをうばだいで、あがぢゃんもごろぜばいいっでいわればじだ!! だげどでいぶはっ、あがぢゃんをづれでっ、だげど、だげど、 でいぶはあがぢゃんだぢをゆっぐりざぜであげられだぐでっ!!ゆびゃああああぁぁぁ!!!」 よくわからん。 何度も繰り返し説明させているうちに、だいたいの事情は呑み込めてきた。 ゆっくりは性欲が強く多産で、母性愛が強い。 特にれいむ種においてはその傾向が顕著だ。 それゆえ、飼いゆっくりにはみだりに子供を作らせないのが鉄則である。 子供を作ってしまったゆっくりは、子供を溺愛し、すべての行動原理をそこに置く。 飼い主との関係はないがしろにされ、躾けてきた行儀作法も水泡に帰す。 ゆっくりの中で、同居する人間は「家族」から「世話役」、悪くすると「ペット」やら「奴隷」に格下げされ、 そうして人間に対する態度がぞんざいになり横柄になっていったゆっくりは、 人間の生活にうるおいを与えるペットとしての意義を失い、人間にとっては苛立たしいだけの存在になり下がる。 ゆっくりをペットとして飼う際には、ゆっくりショップの店員からこの点を厳重注意されるのが普通だ。 さてこのれいむは、どうやら人間に飼われていたものの、 野良ゆっくりとすっきりをして出産してしまい、それが飼い主の逆鱗に触れたようだ。 そして去勢された。 汚れていてよくわからなかったが、見ると確かに、れいむのまむまむは焼き潰されているらしい。 黒い焦げ跡が残っているあたり、元飼い主は素人、ゆっくりに対する姿勢もいい加減なものだったようだ。 父親の野良まりさは早々に潰されたということだ。 去勢されたれいむは、子供をすべて殺すことを宣告されたか、あるいは強要されたか、 どちらにせよ子を見捨てるのを拒否し、子供たちを連れて家を飛び出し、野良ゆっくりとなることを自ら選んだ。 三つ以上の数が数えられないゆっくりの言うことだから、子供の正確な総数はわからないが、 曰く、車に轢かれた。 曰く、排水溝に吸いこまれていった。 曰く、野良猫にいじめ殺された。 曰く、カラスにつつき殺された。 曰く、迷子になり、見つからなかった。 曰く、レイパーにすっきり殺された。 曰く、餓死した。 以上七通りの死因を述べてきたので、それぞれ一匹ずつ死んだとすると最低八匹、 ぴったり一匹ずつということもないだろうから、恐らくは十匹以上の子供をぞろぞろ引き連れていたのだろう。 それだけの子供を都会で養っていけると考えるあたり、やはりペットショップ生まれの根っからの飼いゆっくりのようだ。 残り二匹になっていた子供の片割れが餓死し、 最後の一匹となったこの赤れいむも、今にも餓死寸前のようだ。 進退極まったれいむは、とうとう人間に助けを求めるしかなくなったというわけだ。 「おぢびぢゃんだげでいいんでずっ!! どうが、どうが、がっでぐだざい!!おにいざんのぺっどにじであげでぐだざいいい!!」 涙を滂沱と垂れ流し、地面に額をこすりつけてれいむは叫んでいた。 少し悩んだ。 俺自身は、ゆっくりにそれほど関心を持ってはいなかった。 別にとりたててかわいいとも、いじめたいとも思わない。 まして、このれいむの身の上話に心を打たれたわけでもない。 あえて理由をひねり出すなら、退屈しのぎ、だったのだと思う。 「あじがどうございばず!!あじがどうございばず!!あじがどうございばず!!ぼんどうにあじがどうございばずううう!!!」 うるさいので親れいむに黙るよう指示してから、赤れいむの治療を始める。 といっても外傷はとくにないようなので、餌を食わせるだけだが。 定番のオレンジジュースをスプーンで口に運び、流し込んでやる。 ややあってからぴくりと反応し、すぐに目を開けてごくごくと飲みくだしはじめた。 「うみゃっ!あみゃ!あみゃっ!うみぇっ!!めちゃうみぇっ!!」 飲みながら喋り始め、周囲にオレンジジュースの飛沫をまき散らしたので、 その後は皿に注いだジュースを勝手に飲ませる。 「れいみゅのあみゃあみゃだよっ!!もっちょちょうだいにぇ!!」 尻をぶりぶり振りながら皿に頭を突っ込み、べちゃべちゃ舌ですくい上げる赤れいむ。 「おぢびぢゃっ!!おぢびぢゃあああああんっ!!ゆっぐじじでね!!ゆっぐじじでいっでねええええええ!!!」 嬉し涙をまき散らして叫び続ける母れいむに向かって、俺は念を押した。 「言っとくけど、俺はそんなに手をかける気はないからな。 餌ぐらいはやるけど、後は勝手にゆっくりしてろ。俺のゆっくりの邪魔はするなよ」 「ゆっぐじりがいじばじだ!!」 母れいむの方は、今のところ俺に感謝し、服従の意志の表明に余念がないようだ。 「お前らのゆっくりプレイスはここだ」 庭に面したベランダに二匹を放してやり、俺はそう言ってやった。 「雨が降ったらこの中に入れ」 五年前、飼っていた犬が大往生を遂げてからずっと物置で眠っていたケージをベランダに運び込んでやった。 ケージの中には毛布まで敷いてある。 「この窓から内側は俺のゆっくりプレイスだから入ってくるなよ。 勝手に入ってきたり、うるさく騒いだりしたらゆっくりできなくさせるぞ」 「ゆひぃっ………わ、わがりばじだ!」 人間の怖さを知っているゆっくりは扱いやすい。 母れいむは徹頭徹尾、素直に俺の言うことに従う姿勢でいる。 「ゆゆぅ~ん!!ゆっくちできりゅよぉ!! ゆっ!きめちゃよ!!きょきょをれいみゅのゆっくちぷれいちゅにすりゅよっ!!」 病み上がりの赤れいむのほうは、まるで話を聞いていないらしく、 このベランダでぴょんぴょん跳ねて騒いだあげくにおうち宣言を始めていた。 「ゆうぅぅ!?おちびちゃっ!そんなこといったらゆっくりできないよ!! おにいさんにおれいをいってねっ!!」 「じゃあな。用があったら呼べよ、話によっちゃ相談に乗ってやるから」 焦る母れいむだったが、俺はそこまでで切り上げてベランダに面した窓を閉めた。 周囲を柵で囲われた幅1メートル、横2メートル程度のベランダ、そして犬用のケージとエサ皿。 これからはこれがこの親子の世界のすべてになる。 これ以上とくに干渉する気はなかったし、家に入れる気もない。 それでも、野良を経験してきた親子にとっては極上のゆっくりプレイスのはずだ。 「ゆ~ん♪ゆんゆん♪ゆゆ~ん♪」 「おきゃーしゃんのおうちゃ、とっちぇもゆっくちしちぇるよっ!!」 飼いゆっくりなりに声量をセーブした歌を歌う母れいむの周りを、赤れいむがぴょんぴょん跳ね回っていた。 夜中にカーテンを開いて覗いてみると、ケージの中で毛布に座り、弛緩して眠っている親子が見えた。 いや、母れいむの方は起きていた。 ゆぴぃゆぴぃと涎をたらして眠っている赤れいむの頬を優しく舐めながら、母れいむはぶつぶつと呟いている。 「おちびちゃんだけは…………おちびちゃんだけは、おかあさんがまもってあげるからね…………!」 それを見ながら、俺は自分の方針は正当なものだったのだろうと確信した。 手間をかけるのが面倒、ということもあったが、 やはり家族を持ってしまったゆっくりに深く関わっても損をするだけなのだ。 こちらが下手に関わりを持とうとしたところで、ゆっくりにとってはせいぜい、 「おちびちゃんを世話してくれる人」「おちびちゃんのためにこの人間さんを怒らせないようにしないと」であり、 すでに閉じた世界の周りでこちらが空回りするだけの結果にしかならない。 ゆっくりにとっては子供のためのゆっくりプレイス。 こちらは、ちょっとした暇つぶしの生き物観察。 その程度の関係であり、それ以上踏み込む気はなかった。 母れいむが連れてきた赤れいむは、どうやら姉妹の中でも末っ子だったらしく、 めいっぱい甘やかされて育ってきたようだ。 毎日我侭を言い、母親を困らせていた。 「おぼうちしゃん!!おぼうちしゃんにのせちぇえええ! おぼうちしゃんでおしょらとびちゃああい!!」 「ゆうぅ……おかあさんにはおぼうしさんがないんだよ…… おちびちゃん、ゆっくりりかいしてね…………」 「やじゃやじゃやじゃやじゃやじゃ!!おぼうちしゃんやっちぇくれなきゃやじゃああ!!」 転がってじたばたと尻を床に打ちつけ、駄々をこねる赤れいむ。 どうやら、赤れいむが要求しているのは、 成体まりさの帽子の鍔の上に乗って運んでもらう遊びらしい。 生まれた直後、父親のまりさにやってもらっていたのだろう。 「おぼうちしゃんやっちぇくれにゃいおきゃーしゃんはゆっくちできにゃいよっ!! おちょーしゃんじゃなくちぇおきゃーしゃんがしにぇばよかっちゃんだぁぁ!!」 そう言われた母れいむは目に涙を浮かべ、ついに折れた。 自分の頭の上に赤れいむを乗せ、そろりそろりと這いはじめる。 帽子の鍔のような平面のない球体の上ではバランスがとりにくい。 赤れいむを落とさないように慎重に這いずる母れいむの上で、 赤れいむはぴょんぴょん跳ねながら騒ぎ、母親を叱咤していた。 「ゆっ!!ゆっ!!ゆっくちゆっくちっ!! もっちょはやきゅはしっちぇにぇ!!おちょーしゃんはもっちょはやくてゆっくちできちゃよっ!!」 「お、おかあさん、ゆっ、くりがん、ばるよ……!」 赤れいむが好き勝手にぴょんぴょん跳ねるたびに、母れいむの頭部が微妙に圧迫されて言葉が途切れる。 落とさないように、同時に早く走ろうとして、ゆっくり相応に不器用な母れいむはついに赤れいむを落としてしまった。 ベランダの上にころんと転がった赤れいむは泣き叫び始めた。 「ゆっびゃああああぁぁぁああ!!!いっぢゃああああぁぁぁいいいいいぃぃぃ~~~!!!」 「お、おちびちゃあああん!!」 思いきりタメを作りながらの、おそろしく大袈裟な泣き声をあげてじたばた暴れる赤れいむを前に、 母れいむはおろおろ涙目になりながら舌を伸ばして舐めようとする。 「いちゃああああい!!いちゃあああああい!!! おきゃーしゃんがおとしちゃあぁぁ!!おきゃーしゃんがいちゃいいちゃいしちゃあああぁぁ!!!」 「ごめんね!!ごめんね!!おちびちゃんごめんねええぇぇぇ!!!」 「はやきゅぺーりょぺーりょしちぇねえぇぇ!! ゆっ!!いちゃいよっ!!もっちょやしゃしくぺーりょぺーりょしちぇねぇぇ!!」 何だろうな、こいつは。 毎日朝晩に一回ずつ、餌皿に安価なゆっくりフードを入れてベランダに置いてやる。 「ゆっ!じじい!おそしゅぎりゅよ!! れいみゅのごひゃんしゃんだきゃらにぇっ!!」 餌皿が置かれるか置かれないかというところで跳ね寄り、ほぼ自分と同程度の体積がある餌にかぶりつく。 母れいむはこちらに向かって申し訳なさそうに詫び、お礼の言葉を口にすると、 あとは自分の目の前で振られるわが子の尻を目を細めて眺めている。 初めのころは、赤れいむが俺に対して暴言を吐くたびに母れいむが狼狽して叱りつけていたが、 俺が気にしていないようだとわかるとそう強くは言わなくなった。 それでも、赤れいむのぶんまで自分が感謝の意を伝えようという誠意は見える。 「むーちゃむーちゃ!!うみぇっ!!めっちゃうみぇっ!!じぇんぶれいみゅのだよっ!!うみぇっ!!ぱねぇ!!」 むしろ、問題は母れいむのほうだった。 毎日、赤れいむが時間をかけて食べるのをただ見ているだけで、自分はほとんど食べようとしない。 せいぜい、舌でひとすくいふたすくい相伴する程度で、それでさえ赤れいむが躍起になって噛みつく。 「ゆっ!!おきゃーしゃんはあちょでたべちぇにぇ!!きゃわいいれいみゅがゆっくちしてきゃらだよっ!!」 残り物を喰えと言うのであるが、赤れいむが食べ残したことはほとんどない。 毎日そんな様子なので、俺はさすがに少々心配になった。 母れいむだけを家に入れ、餌皿にゆっくりフードを入れて差し出してやる。 しかし、母れいむはなかなか口をつけようとしなかった。 「ゆゆぅ………おにいさん、ゆっくりありがとうございます」 「遠慮しないで食っていいんだぞ。今のままじゃお前、飢え死にするんじゃないか? お前が死んだら子供だってゆっくりできないだろ」 「れいむはまだがまんできるから……」 「いいから食えって」 「ゆぅ………おにいさん、べらんださんでたべてもいい?」 「いや、だってそれじゃお前」 「れいむちゃんとたべるよ。ゆっくりありがとう、おにいさん」 ゆっくりフードの詰まった餌皿をベランダに引きずっていく親れいむに対してそれ以上強くは言えず、 俺は窓を開けてやるほかなかった。 窓を閉めると、背後からキンキンと声が響いてきた。 「ゆっ!!まだかくしちぇたんだにぇっ!! おきゃーしゃんはくいいじがはりしゅぎだよ!!はやきゅれいみゅによこしちぇにぇっ!!」 「ゆっくちしてにゃいのりゃがいりゅよ!!ばーきゃ♪ばぁ~きゃ♪」 野良ゆっくりが外を通りがかると、赤れいむはぴょんぴょん跳ねて悪罵を浴びせる。 「ここはゆっくちしちぇるよ!!おみゃえたちはいりぇてあげにゃいよっ!!」 「ゆううぅぅ!!むかつくくそちびなんだぜぇぇ!!」 野良ゆっくりが激昂して飛びかかろうとするが、柵に遮られて庭には入ってこれない。 がんがん柵に体当たりする野良に向かって、赤れいむはいよいよ調子づいて挑発を繰り返す。 「おお、きょわいきょわい!!れいみゅはゆっくちぷれいちゅでゆっくちしゅるよ~☆ うみぇっ!!めっちゃうっみぇ!!しこう!!きゅうきょく!!」 わざわざ見せつけるようにゆっくりフードを食べてみせる。 「きゃわいいれいみゅのすーぱーうんうんたいみゅをゆっくちみちぇいっちぇにぇっ!!」 尻を突き出してうんうんをひり出し、べろべろと舌を出してみせる。 「ゆぐがあああああぁぁぁ!!でてこい!!くそちびいいぃぃ!!」 野良生活で心身ともに疲弊しているところに、飼いゆっくり、しかも子供に見下された野良ゆっくりは、 涙さえ流しながら叫び散らし、柵に体当たりし続け、大抵は騒いでいるところを通行人に蹴り飛ばされるか連れていかれる。 「ゆぷぷぅ~☆ゆっくちしてにゃいからしょうなるんだよ!! おきゃーしゃん!!くちゃいからかたじゅけてにぇっ!!」 今しがたひり出されたわが子のうんうんを、母れいむはぺーろぺーろと口に運びはじめる。 辺り構わず排便するわりに悪臭に神経質な子供のために、母れいむは毎日便を掃除していた。 俺はむしろ感嘆しながら、興味深く見ていた。 母性が強いと言われるゆっくりにしても、異常なほどの甘やかしようだ。 なぜこれほどにずるずると甘やかして育てているのか。 いや、これでは育てているとは言えまい。かしずき、世話しているだけだ。 自分なりにいろいろと考えてみる。 人間なら、子供の将来のために、辛い思いをさせてでも厳しくしつけることもあるが、 生存率が低く、無事に明日を迎えられるかもわからない都会の野良ゆっくりにとっては、 「将来」という概念そのものが希薄で、今日ゆっくりさせることしか考えられないのか。 生殖器を破壊され、二度と妊娠、出産ができなくなった今、 最後の子供となったこの赤れいむに対する思い入れは、俺には思いも及ばないほど強いのだろう。 そのほかにもいろいろと要因はあるようだが、どうやら決定的なのは次の理由らしかった。 「おねーちゃんがしんだのはおきゃーしゃんのしぇいだよっ!!」 赤れいむがきんきん叫び散らしている。 今日は珍しく、行儀の悪い言葉遣いを母れいむが子供にやんわりと注意したのだが、 柔らかい口調にも関わらず、赤れいむはたちまち癇癪を起した。 「やしゃしいおねーちゃんも!ちゅよいおねーちゃんも!かっきょいいおねーちゃんも! ゆっくちしたおねーちゃんがたくしゃんいちゃのに!! おきゃーしゃんのいうこちょをきいてちゃからしんじゃったんだよっ!!」 「ゆううぅぅ!!ごべんね!!ごべんねぇぇぇ!!」 「にゃんでおねーちゃんをたしゅけなきゃったのっ!? おきゃーしゃんはれいみゅたちがきゃわいくにゃいんだねっ!!」 「ちがうの!!ちがうのおぉぉ!!れいむのおちびちゃんたちはせかいいちかわいいよおぉぉ!!」 「こどみょをきゃわいがらにゃいおやのいうこちょにゃんかきけにゃいよ!!」 どうも嫌な具合に頭のいいこの赤れいむは、 自分の姉たちが死んだ責任を全力で母親になすりつけ、ことあるごとに責め立てているらしい。 人のいい、もといゆっくりのいい母れいむの方も心底そう思っているらしく、 言われるたびに委縮し、必死に詫び続けているのだった。 そういう母親の姿を見てとると、赤れいむはすばやく要求に切り替える。 「いいわけはききちゃくにゃいよっ!!わりゅいとおもうにゃらあみゃあみゃよこしちぇにぇっ!!」 「ごべんね、ごべんねぇぇ……あまあまはないんだよぉ……」 「きゃわいいこどみょのためにあみゃあみゃもよういできにゃいにゃんて、ばきゃなの!?ちぬのっ!? こどみょをうんだんだきゃらゆっくちさしぇるせきにんがありゅよっ!! できにゃいにゃらなんじぇこどみょをうんだにょっ!?ぐじゅっ!!やくたたじゅっ!!」 「ごべんなざい……ごべんなざいぃ…………だめなおがあざんをゆるじでねえぇ………ゆっぐ、ひぐっ……」 「ないちぇるひみゃがあっちゃらあみゃあみゃもっちぇこいいぃぃ!!!」 最悪の親子関係だった。子もひどければ親もひどい。 とはいえその印象は、人間の俺から見た場合の話。 ゆっくりにとってはどういう親子関係がベストなのかはわからないし、知ったことではない。 とりあえず見ているぶんにはけっこう面白い。俺もなかなか悪趣味だ。 およそ十日ほどが経ち、 毎日自分の体積とほぼ同程度の餌を貪っていた赤れいむが早々に成長して成体近いサイズになった頃、 この親子関係は、あっけなく幕切れを迎えた。 「うみぇっ!!めっちゃうっみぇ!!まじうめぇ!!ぱねぇ!!あみゃあみゃ!!あみゃあみゃ!!ぺーろぺーろ!!」 昼時、子れいむのけたたましい声が聞こえてきた。 まだ餌の時間じゃないし、ましてあまあまなどはやっていない。 何事かと思ってカーテンを引くと、想像を超えた光景がそこにあった。 「おちびちゃん、ゆっくりしていってね………」 「うるちゃいよっ!!しじゅかにしちぇにぇ!!ぺーろ!!ぺーろ!!うっめぱねぇっ!!」 母れいむがベランダの床に横たわっている。 その顎のあたりに、子れいむが一心不乱に吸いついていた。 その周囲の床には、茶褐色の餡子の跡がこびりついている。 状況はすぐに掴めた。 子供にあまあまを要求されつづけた母れいむが、ついに自分の餡子を差し出したのだ。 自ら噛み千切ったのだろうか、丁度まむまむの辺りが大きく裂けて内部の餡子を露出させており、 子れいむはその餡子をすすっているのだった。 地獄のような光景だった。 俺はベランダに出ると、ぜいぜいと息を切らしている母れいむに話しかけた。 「おい、何やってるんだよ」 「ゆ………おにい、さん………ゆっくり……していって…………ね」 「俺はゆっくりしてるよ。それよりお前、死んじゃうぞ」 「ゆ…………いいんだよ………おちびちゃん、ゆっくり………していってね………」 育児放棄、ということなのかな。 子供にあまあまをあげる、という名目で正当化し、この母れいむは自殺して楽になることを選んだらしい。 「ゆぐっ!………ゆぎぃぃ!!」 母れいむの体がびくん、と震える。 見ると、子れいむが母親の傷口を押し広げて頭を突っ込み、さらに餡子を掻き出そうとしていた。 「じっとしちぇちぇにぇっ!!きゃわいいれいみゅがむーちゃむーちゃできにゃいよっ!!」 「ゆぎいぃぃ!!ゆぐう!!ゆうぎぎぎぎぎぎぎぎぎいいいいい!!!」 白目を剥いて歯茎をむき出し、全身に汗のような体液をじんわり滴らせながら母れいむは必死に堪える。 臓腑をえぐり出される苦痛をも耐え忍ぼうとする根性はたいしたものだ。 その物凄い光景を目の当たりにしながら、俺はふと思いついたことがあった。 れいむ種の母性愛を試してみたくなったのだ。 俺は携帯電話を取り出し、カメラを向けた。 「おい、お前」 舌鼓を打ちながら糞尿にまみれた尻をぶんぶん振り、子れいむは俺を見向きもしない。 「おい、ちょっと」 俺は子れいむを掴み、強引にこちらを向かせた。 「ゆぐっ!?にゃにするにょぉぉ!?くちょじじいぃぃ!! きゃわいいれいみゅのしゅーぱーむちゃむちゃたいみゅをじゃまちにゃいでにぇっ!! こりぇはめいりぇいだよっ!!!」 「お前、自分が何食ってるのかわかってるのか?」 「ゆっ!?おきゃーしゃんのあみゃあみゃだよっ!! みちぇわきゃらにゃいにょ!?あっ!ばきゃだきゃらわきゃらにゃいんだにぇっ!!ゆぷぷー☆あわれあわれ!!」 「でも、それ食ってたらお母さんが痛いだろ」 「ゆふんっ!!きゃわいいれいみゅのためにがみゃんすりゅのはとうぜんだよっ!!」 顎を反らし、馬鹿にしたように鼻息を吹く。 「いや、お前のほうがもう少し我慢すれば、お母さんももうちょっとゆっくりできるんじゃないかと思ってさ」 「はああぁぁ!?にゃんでれいみゅががみゃんしゅるにょおおぉ!? れいみゅはおにゃかぺきょぺきょにゃんだよっ!? あみゃあみゃをたべにゃいとれいみゅがゆっくちできにゃいんだよおぉ!?にゃにかんがえちぇるにょ!こにょぐじゅっ!!」 「お母さんをゆっくりさせてあげようとか思わないのか?」 「そんなこちょどうでもいいでしょおおぉ!!? れいみゅはかわいいかわいいおちびちゃんにゃんだよっ!! こどみょをうんだおやは、じぶんがゆっくちできにゃくてもこどみょをゆっくちさせなくちゃいけにゃいんだよっ!! こどみょをゆっくちさせられにゃいおやはくじゅだよ!!おきゃーしゃんのこちょだきゃらにぇっ!!」 息も絶え絶えの母親に向かって子れいむは言い捨てた。 母れいむのほうは目の焦点も定まらず、かすかに痙攣していた。 「お母さん、死んじゃうぞ?」 「ゆゆっ!!」 子れいむは親れいむの顔に向きなおり、満面の笑顔で言い放った。 「おきゃーしゃんはきゃわいいれいみゅのためにゆっくちちんでにぇっ!!」 「お…………ちびちゃ………ん………」 「ゆっ?いまごりょいやがっちぇももうおちょいよっ!! あみゃあみゃをあげりゅっていっちゃのはおきゃーしゃんだきゃらにぇっ!!」 「あ……まあま………ゆっくりでき……る?」 「ゆふぅ~☆れいみゅはぐりゅめだきゃらこんなんじゃじぇんじぇんまんぞきゅできにゃいよっ!! でみょしかたなきゅたべちぇあげりゅんだきゃらにぇっ!!ゆっくちかんしゃしちぇにぇ!!」 「ごべんね………おちび………ちゃん………… だめな………おかあさんで……ごべん…………ね…………ゆぎぃ!!!」 母親が言い終わらぬうちに、子れいむが再び傷口をほじり始めた。 想像するに、甘やかされて育てられた野良生活のあいだ、 母親から「おちびちゃんはいちばんかわいいよ」「おちびちゃんがゆっくりできればおかあさんはしあわせだよ」 といった類の睦言を吹き込まれ続け、この子れいむは自意識を肥大させていったのだろう。 子を溺愛しすぎる親は、子には愛されない。 その点は人間と同じらしい。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 母れいむの命は一日もたなかった。 ほじるほどに甘味を増す餡子に夢中で、ひたすら奥へ奥へと掘り進んでいった子れいむは、 母れいむの体内で、早々に中枢餡に噛みついていた。 命を司る中枢餡を貪り食われ、母れいむは最後の痙攣を始めていた。 びくんびくんと全身を激しく波打たせながら、表情は弛緩して涎を垂らしている。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ、お゛に゛っ、ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っお゛っ」 しかし、注意深く観察していると、何事か意味のある言葉を発しようとしているらしかった。 俺はその顔に耳を近づけて聞いた。 「何だ?俺に何か言いたいのか?」 「お゛に゛っ、ゆ゛っ、お゛に゛い゛ざっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っお゛ぢっお゛ぢびぢゃっ、 お゛でゆ゛っゆ゛っ、お゛でがっじばっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 まあ予想通りだ。 俺に子れいむを押し付けて死んでいこうというつもりらしい。 わが身を子に食わせる母性愛はたいしたものだが、それ以外の点ではやはりゆっくりだ。 とはいえ、俺の目から見ても、この母親が無理に生きながらえたところで何がどうなるわけでもなさそうだ。 賭けではあるが、意外とこいつなりにベストの選択をしたのかもしれない。 まあ、俺は引き受けてやることにした。 「ああ。あとは俺に任せろ」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…………」 母れいむが俺の言葉を認識できたかどうかはわからない。 ともかく、母れいむはほどなくして息を引き取った。 「お前のお母さん、死んだぞ」 死骸の中からもぞもぞ這い出てきた子れいむに向かって、俺は教えてやった。 「ゆっ!?ゆぴゃぴゃぴゃ!!いいきみだよっ!! きゃわいいれいみゅをきゃわいがらにゃいくじゅおやはゆっくちちんでにぇっ!!」 子れいむはせせら笑い、母親の亡骸の上でぴょんぴょん飛び跳ね始めた。 皮が破れ、餡子が漏れ出し、母親はどんどん原形を失っていく。 母親の餡子はまだまだたっぷりある。しばらくは餌の必要はなさそうだ。 ゆっくり相手に約束などしたつもりはないが、一応は引き取る形になったこの子れいむ。 サイズはすっかり成体に近く、母親を食いつくすころには完全に成体になるだろう。 甘やかされきって育ち、いまだに赤ゆっくり言葉の抜けないこの子れいむを相手に、 俺は少し考えていることがあった。 続く? このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2206.html
犬小屋と殺虫剤 11KB 虐待-普通 制裁 悲劇 駆除 野良ゆ 赤子・子供 現代 独自設定 虐待というか単なる駆除です。 ・俺設定あり。 ・虐待というより駆除 ・ゆっくりがちょっと頭いいです。 天然あき 今はもう住む者がいなくなった犬小屋。 そこに飼っていた犬はもうこの世にはいない。 我ながら気持ちの切り替えがなかなか出来ない。 拾ってきたとは言え十年もの年月を共に過ごしてきた家族の遺品を処分する事がなかなか出来なかった。 今、私はそれを猛烈に後悔している。 何故なら、 「ゆっゆ~、ここはなかなかのゆっくりプレイスだね!」 「おちょ~しゃんしゅぎょ~あ!!」 「ゆ、それほどでもあるよ!!」 醜い野良ゆっくり共の住み処にされてしまったのだから…。 怒りが私の中に駆け巡ったがゆっくりを踏み潰したりする趣味は私にはない。 なので靴や服、手足に殺した感覚が残らないようなものにする必要がある。 あんな害悪と言えども一応は生物。 殺した後の後味等を記憶に残したくはない。 私は冷静に、犬小屋を占拠している外敵の数を確認する。 親と思われる大きなまりさとれいむが一体ずつ。 その子供と思われる小さなまりさが三体、小さなれいむも四体いる。結構な量だ。 出来る限り私はあいつ等とは接触したくない。 だから片方が狩りと称するゴミ漁りをしている間を狙う事にした。 最悪の場合、二匹同時に相手にして片方、もしくはチビ共を逃がさないようにする為だ。 それにバスケットボールサイズのゆっくり二匹いれば片方が子供を避難させて片方が体当たりをしてくるだろう。 私は汚物に触れられるなんて御免だ。服も汚れるし気分は悪いし嫌な事しかない。 だから親が一匹の時を狙わせてもらう。 「それじゃきょうもかりにいってくるよ!!」 「いってらっしゃいまりさ!!おちびちゃんたちはまかせてね!!」 「おちょうしゃんいっちぇらっしゃい!」 「れいみゅいいきょにしちぇりゅきゃらね!!」 汚物達が狩りに行くまりさを見送る。 どうやられいむの方が子育てするようだ。 狩りという危険な役目は父親役になりやすいまりさがやる事が多いそうだがそんな事はどうでもいい。 休日、あまり手入れしていないとは言え庭にある犬小屋に堂々と住み着いた汚物を早々に片付けよう。 「おちびちゃん!きょうはおひさまがでてるからひなたぼっこさんしようね!!」 「ゆわ~いまりしゃひなちゃぼっきょしゃんだいしゅき~♪」 「れいみゅも~♪」 何だか楽しげな雰囲気のようだが知ったこっちゃない。 出来れば犬小屋の中に篭っていてくれていた方が処分がしやすかったのだが仕方ない。 私はジャージを着てノズルの付いた殺虫剤とジェット噴射型の殺虫剤を一つずつ持って駆除に乗り出した。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「きょうもたいようしゃんあっちゃきゃいよ~♪」 「ゆっきゅりできりゅよおきゃ~しゃん♪」 「おちびちゃんとってもゆっくりしてるよおおおおおおお!!!」 暖かい日差しを浴びながらのんびりするゆっくり一家。 「おきゃうしゃんだいしゅき~♪」 「ゆ、おかあさんもおちびちゃんのことだいすきだよ」 「れいみゅもれいみゅも!しゅ~りしゅ~り」 親子で交わされる親愛のす~りす~り。 親れいむはとてつもない幸せを感じていた。 こんなゆっくり出来るおちびちゃんに囲まれてれいむはゆっくり一幸せだよ!! とか本気で思っていた。 これもまりさがゆっくり出来るお家を見つけて来てくれたからだ。 人間のお家の側は危ないかもしれないけどわざわざれいむ達の為にお家を用意してくれたんだからきっとゆっくり出来る人間に違いないよ! きっとゆっくりできるおちびちゃん達を見て人間も存分にゆっくりしているだろう。と本気で思ってた。 このれいむはゲスではないかもしれないが思慮が足りなかった。 元飼いゆっくりの子供だったれいむはまりさと出会って大きくなるまで成長出来たが犬小屋がなんなのか全くわからなかった。 人間が住むには小さすぎて、自分達に丁度いい犬小屋を、人間達が用意してくれたゆっくり専用のお家と勘違いしたのだ。 そしてそんなお家を用意してくれる人間はきっとゆっくり出来る人間だと思ったのだ。 れいむはどちらかと言うとゲスではなく無知だった。 そして、あまりにも酷い無知は時に大きな害悪となる。 れいむは確かにゆっくりとしてはゲスではなかったが犬小屋の持ち主からは確実な害悪だった。 「ゆ?」 元気いっぱい跳ね回ってれいむ達から離れていた末っ子まりさがそこにいた何かに気付いた。 だがそれが人間だと気付く暇はなかった。 プシュ、と何か変な音がした直後、 「ゆぐぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 突然抗いがたい苦しみが末っ子まりさを襲い、口から餡子が放出された。 「ゆやあ゛あ゛あ゛!!? わぎゃやのあいどりゅぎゃあああああああ!!?」 それに気付いた四女れいむが叫ぶ。 「も…ぢょ…ゆっぐり…」 れいむ一家のアイドルは餡子を撒き散らして目を血走らせて醜い姿で息絶えた。 「ゆ!?どうしたのおちびちゃん!!」 幸せな空間には不釣り合いな悲鳴。 何事かと親れいむは叫び声を上げた四女れいむに近付こうとする。 だがそれよりも早くプシュ、という音がした。 「ゆ゛ごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 突然口から餡子を吐き出し始める四女れいむ。 あっという間に中身の餡子を吐き出して死亡する。 親れいむは近づく事すら出来なかった。 「おちびじゃんどおじでえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 れいむは訳が分からなかった。 突然大切なおちびちゃん達が餡子を吐き出して死んでしまったのだ。 どうしてこんな事になったのか? そう思った時れいむは気付いた。目の前に人間がいるのを…。 そうだ、きっとこいつがおちびちゃん達をゆっくり出来なくしたんだ。 れいむは怒った。そして渾身のぷくーで威嚇しようとした。だが直後プシュ、の音と共にぷくーを維持出来なくなってしまった。 「ゆげえ゛え゛え゛!!?」 口から餡子が吐き出される。 れいむは理解した。この苦しみをおちびちゃん達も味わって死んだのだと…。 そして今、ゆっくりできない何か…おそらくに毒がれいむにかかっている事を…。 「おきゃあしゃんしっきゃりしちぇえ!!!」 長女れいむが親の異変に力になろうと近付いてくる。 「ゆぶ…だめだよおぢびじゃんごっちぎぢゃ…」 成体のゆっくりでは効きが遅いのだろう。近付く長女れいむをれいむは止めようとする。 しかし、親のそんな思いも空しく無慈悲にもプシュ、という音がした。 そしてもはや当たり前となったかのように…、 「ゆぼえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 長女れいむは餡子を吐き出した。 「おぢびじゃばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!?」 れいむは叫ぶ。叫ぶしか出来ない。 さっきまであんなに幸せだったのに…あんなにゆっくりしてたのに…。 「ゆ…びぃ…」 長女れいむも先に死んだ姉妹と同じようになって息絶える。人間は何でもなさそうに立っている。 「ゆ゛、ゆ゛びい…」 れいむは毒に冒された中で考える。 何とかしておちびちゃん達を守らないといけないと…。 「お゛ちびじゃんだぢい゛い゛!!!おう゛ち゛のながにひなんずるんだよ゛お゛お゛お゛お゛!!!」 れいむは口から餡子が吐き出されるのを気にもせず叫ぶ。 「ゆうう!?わ、わきゃっちゃよ!!!」 次女れいむが咄嗟にそう答える。 「みんにゃ!!おうちのなきゃににげりゅんじゃよ!!! ゆっきゅりしにゃいじぇいしょいじぇにぇ!!!」 三女まりさが五女まりさと六女れいむに促す。 「ゆっきゅりしにゃいじぇおうちににげりゅよ!!」 「ゆんやあああ!!れいみゅまじゃちにたきゅにゃいいい!!!」 四匹の赤ゆっくりが犬小屋の中に逃げる。 その際、再びプシュ、という音が聞こえ、 「ゆぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 逃げるのが遅れた五女まりさが餡子を吐き出して息絶えたが、それを気にしている暇は無かった。 れいむも犬小屋に向けて跳ねる。 何故だか分からないが人間はあまりれいむ達に近付きたくないようだった。 れいむも毒に蝕まれる身体に鞭打ちお家の中に逃げ込んだ。 ただし、犬小屋の入口を塞ぐようにしてだが…。 「おきゃあしゃんきょわいよおおおおおおお!!!」 「ゆんやああああああ!!?どうちちぇええええ!!?」 「ゆっきゅりちちぇちゃだけにゃにょにいいいい!!?」 お家に逃げ込んだゆっくりがれいむに擦り寄ってくる。 それに対しれいむはにっこりと笑う。 「おちび…ちゃん…おがあざんは…おちびじゃんど…であえで…じあわぜだっだよ…」 毒がまわり、喋るのもたどたどしくなってくる。 もう自分は助からない…そうれいむは理解する。 だけどせめておちびちゃんは守らなければならない。 そうれいむは考え、 「おどうざんど…ながよくね…」 そうとだけ告げると渾身のぷくーでお家の入口を自分の身体で塞いだ。 「おきゃあしゃあああああああん!!?」 「やじゃよおおお!!しにゃにゃいでえ゛え゛え゛!!!」 「もっちょいっしょにゆっきゅりしちゃいよおおおおおおお!!!」 泣き叫ぶ赤ゆっくり三匹。 それを見ながらもれいむは幸せだった。 こんな優しいおちびちゃん達と出会えて。 最期におちびちゃんを守れて死ねるのだから…。 入口を自分の身体で塞げば毒は入って来ない。 あのゆっくり出来ない人間はれいむ達には触りたがらない。 だから身体で塞げば大丈夫だと判断したのだ。 だが、実際はそうではなかった。 プシュウウウ、と今までとは違う長い音が聞こえてきた。 「ゆぐう゛!!?」 すると突然赤ゆっくり達が苦しみ出す。 「おぎゃ…しゃ…たしゅ…べえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 そして今まで死んだ姉妹と同じように餡子を吐き出し始めた。 そんな、どうして!!? れいむはそう思った。 入口は塞いだのにどうして毒が入ってきてるの!!? れいむには理解出来ない。 わかる訳がない。ノズルが通る程度の隙間があれば毒を流し込めるということを れいむは知らないのだから。 そしてその隙間を生まずに済ませられる程れいむの体積は大きくない事を…。 「やじゃあ゛あ゛あ゛!!? じにだぶう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 「ぐぼえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 れいむにとっても毒は致死量だったが赤ゆっくりであるおちびちゃんの方が餡子の量が少ない分死ぬのは早かった。 どうして…とれいむは薄れ行く意識の中で考える…。 自分達はただゆっくりしていただけなのに…どうしてこんな目に…。 いやわかってる…本当はわかってたんだ…。 れいむは本当は気付いていた。どうしてこんな目に遭ったのかを…。 『にんげんに…ちかづいたからだ……』 人間に近付いてしまったからこんな事になったんだ…。人間に近付かなければこんな事にはならなかった…。 きっとおちびちゃん達も死なずにすんだんだ…。 「ご…べんね…」 れいむは既に死んだおちびちゃん達に謝罪すると勢いよく餡子を吐き出しておちびちゃん達の後を追ったのだった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「…ふぅ」 ようやく私は汚物の処理を終えた。 汚物が中身の餡子を撒き散らして死ぬのは予想外だった。 次からは安易に殺虫剤で済まさずゆっくり専用の殺ゆ剤を使おう。あれなら餡子を吐き出さずに死んでくれるらしい。 それを使わなかったおかげで犬小屋に溜め込まれていたゴミも含めて処理に半日掛かってしまった。折角の休日がふいになってしまった。全く忌ま忌ましい…。 今日はもう疲れた…早く着替えよう…。 「ただいま!!れいむ、おちびちゃんたち!!!」 すると、庭の方から景気のいい声が聞こえた。 そういえばまだ汚物が一匹残っていたのを忘れていた。 「ゆゆ!?れいむ、おちびちゃんたちどこにいるの!!?かくれてないででてきてね!!!」 何やらギャーギャー騒いでいる。 仕方ない、近所迷惑になる前に駆除しておくか。 私はそう結論づけ、殺虫剤片手に庭へと向かっていた。 END あとがき 長編を書いてる途中で脱線するのが天然あき。 と、言う訳でまたやっちまいました。 たまにはテンプレもいいかな、と書いていたら止まらなくなったのが要因です。 長編始めたら終わらすのが当然とおもってるのでちゃんと完結させます。だから勘弁してください。 それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 過去に作ったSS ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下 ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!! ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう ふたば系ゆっくりいじめ 882 すっきりしたいわあああああ!! ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1 ふたば系ゆっくりいじめ 920 元銀バッジまりさの末路 終の2 ふたば系ゆっくりいじめ 949 切断マジック(?) ふたば系ゆっくりいじめ 977 ゆっくり祭『どんど焼き』 ふたば系ゆっくりいじめ 1012 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その1 ふたば系ゆっくりいじめ 1033 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 天然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓8ギャグ漫画日和wwwww -- 2012-05-09 18 31 09 殺すと高確率で中身をぶちまけて死ぬ。 やたらと五月蠅い、しかも汚らわしい体で体当たり?してくる。 マジでゴキよりタチ悪いな -- 2011-11-08 11 49 24 ホースで水かけたらぐちゃぐちゃのどろどろになるだけじゃないかな。 そっちの方が掃除大変そう しかし殺虫剤で死んでくれるのはGより美徳な点だな。数少ない。 -- 2011-09-19 04 00 38 俺なら死骸の処理したくないから、脅して追い出すけどね。 それ以前に、外のゆっくりってホースで水掛けるのがイチバンなんじゃ? -- 2011-07-13 19 55 30 死ぬ瞬間に中身まき散らすとかとことんタチ悪い害獣だな。 -- 2011-02-12 01 43 03 騒音やごみ箱漁りで生活環境の害になるのが目に見えてるもんねー 駆除されるのがいやなら、町に来るな、だな -- 2010-12-05 22 36 01 「無知な元飼いゆ」とか、野良じゃ一番生き残れないな おうちの場所を選別する知識も無いだろうし、人間に殺されるかゆっくりに殺されるかだわ まだ番のまりさがマシなら良かったかもしれないけど、犬小屋を見つけてきたのはまりさだし まさに生きる死亡フラグ -- 2010-09-16 15 31 33 正直、まりさ達に犬小屋を貸す権利はないな、生ゴミを庭に撒き散らかされ、愛着のある犬の小屋を汚されたらたまったものではない。 また、騒音問題や衛生的に問題がある。まりさ達を飼えばいいと考えるなら愚かだ。人間金に余裕があっても愛着のないものを飼うわけない。 そんなことに金を使うぐらいなら募金した方がましだwww -- 2010-09-12 01 24 47 クイーンありす「ドスまりさがやられたようね。」 まっちょりー「むきゅ、ドスまりさは私たち四天王の中でも最弱だったわ…」 リオれいむ「ゆぷぷ!にんげんごときにころされるなんてゆっくりのつらよごしだよ!」 にんげん「くらええええええええええええええええ!!!!」 四天王「「「ゆぎゃああああああああああああああ!!!!」」」 にんげん「ハアハア…ついに四天王を倒したぞ…!」 『よく来ましたねにんげんさん』 にんげん「お、お前はきめら丸!!!」 きめら丸「にんげんさん…あなたは私を倒すのに『とうめいなはこ』が必要と思っているようですが…別に無くても倒せます」 にんげん「な、なんだと!ところで俺には生き別れの穴兄弟(HENTAI的な意味で)がいた気がしたんだがそんなことは無かったぜ!」 きめら丸「そうですか。ちなみに、私があなたの家から救出したあの…あなたに無理矢理性奴隷にされていた胴付き希少種たちはカウンセリングによって一応の精神的回復を見たので優しくてHENTAIじゃない信頼できる飼い主さんたちに引き取っていただきました。あとは私を倒すだけですね。」 にんげん「ヴ、うう、ヴォオアアああアァァァアァあァあァァアアア!!!ぎべらばるうううゥゥゥゥゥ!!!じねえ゙え゙え゙え゙え゙え゙!!!」 きめら丸「さあ来なさいにんげんさん!」 -- 2010-09-03 18 52 03 ↓↓オカン2の戦闘シーンみたいだ… -- 2010-08-31 13 10 33 ↓SSが出来てるww -- 2010-08-27 15 29 32 大きな音の正体はデブ饅頭だった! デブ饅頭が絡んできた! デブもといドス「よくもどすのむれのゆっくりをころしたなああああ!くそにんげんふぜいがあああああ!どすがせいっさいしてや」 にんげんはハバネロをつかった! デブ「ゆっぎゃああああああ!ゆっげええええええ!ぼっど・・・ゆ゛っぐっ」 デブ饅頭は動かなくなった! YOU WIN! -- 2010-08-05 22 29 24 野良ゆっくりに犬小屋与えたら無責任に繁殖しまくって人間に対しても増長しまくっておまけに 不衛生なんで仕方がないんです 残念ながら野良ゆっくりはゴキブリと同視するべき存在 -- 2010-08-01 20 40 14 にんげんはオレンジジュースを使った。しかし何もおこらなかった。 にんげん「まりさ?」 ……へんじがない。ただのしかばねのようだ。 …………ドスン!ドスン!ドスン!……何か大きなモノがこちらに跳ねてくる!!! -- 2010-07-31 00 31 12 つ[オレンジジュース] -- 2010-07-20 20 36 25 ゆげえええぇぇ!?まりざざまのあんごがぁぁ!?い、いやだ、じにだぐないんだぜぇぇぇ… ゆごご……もっど、ゆっぐ…り…じだかっ…だ……… -- 2010-07-20 13 38 50 「出来るものならやってごらん。それ」プシュッ -- 2010-07-20 13 12 08 や、やめるんだぜ!まりさはげすじゃないんだぜ!! まりささまにてをだしたらどすがにんげんさんをせいっさいするんだぜ!!! -- 2010-07-15 08 20 16 なんだゲスか、処分決定だね♪ にんげんさんには君たち汚物とは違って思い出と言う尊いものがあるんだ、思い出を汚すゲス一家は問答無用で駆除の対象だからゆっくり理解してね! -- 2010-07-15 05 42 44 かわいそうなゆっくりいっかなのぜ。にんげんさんはひどいのぜ。けちなのぜ。 いぬさんはもうえいえんにゆっくりしっちゃてるんだからおうちをくれたっていいじゃないかなのぜ。 -- 2010-07-15 04 54 14